明日は長野でブラックボトム。
明日の朝イチで出かけるつもりだったのだが、よくよく調べると朝イチで出ても上田駅着が13:15。
開演が13:30なので超ギリギリ間に合うか間に合わないかというところである。
仕方ないので仕事が終わってから名古屋まで行くことに。
急遽宿を取った&三連休中ということで選択の余地があまりなく、最初チェックイン23時、風呂トイレ共同という普段なら絶対取らないようなホテルである。
でも口コミがやたらいい。
仕事が終わって名古屋に23時にチェックインっていうのもけっこうバタバタなので、仕事が終わって大急ぎで新山口駅へ。
三連休中だけど夜だから駐車場は大丈夫だろうと思っていたが甘かったー！
駅近の駐車場は軒並み満車。
この時点で一瞬諦めかかる。
まぁ明日行っても間に合わないことはないし。でもホテルをキャンセルしないと。
そんなことを考えながら少し空くのを待っているとうまいこと一台出てくれて運よく駐車できた！ありがとうー。
そんなこんなでなんとか22:30にチェックイン。
お風呂が24時までだったのでとりあえずお風呂に。
和室で、お布団の上げ下ろしは自分で、というスタイル。
けっこう落ち着く。
チェックインがギリギリになるし、ホテルの近くにコンビニもないと踏んで家から持参したカップ麺で遅い夕食。
その後、これまた持参したじゃがりこを食べながら塚ちゃんの「さくらの親子丼」を観る。
ひゃー、明日は久しぶりにブラックボトムだー！

今日は新宿でHIGH　GROOVERSというブラックボトムの出演するイベントがあったのでビキと出かけた。
ビキは半年ぶりのブラックボトムである。
羽田に着き、これからどうしようかと考える。
今夜はオールナイトイベントでしかも始まりが激おそなのだ。
日付が変わった深夜12時半開場で、開演は1時からである。
つまりイベントの前にも思う存分遊びまくれるのだ。
とりあえず新宿駅に荷物を置きがてら会場の新宿ピットインの下見に行く。
その後、浅草に繰り出すことにする。
浅草は私の好きなスポットでもあるし、ビキも千社札を作りたいという地味な希望を持っていたのだ。
千社札を作り、おこしを買い、お待ちかねの揚げまんじゅうである。
相変わらず愛想のないオヤジが揚げている。
その愛想のなさもたまらん味付けなのである。
浅草寺の境内に腰掛けて食べる。
うまいなぁ。やっぱり浅草に来てよかった。
ビキもおいしいと言っている。
天気もいいし、気持ちいいなぁ。
そして今夜はブラックボトムだ。
ああ、しあわせしあわせ。
幸せ気分のまま浅草寺をお参りする。
おみくじをひく。
前回はこれから何もかもがうまくいき花開くというお告げであった。
浅草寺のおみくじは筒を逆さに振って出てきた棒に書いてある番号の引き出しに入っている紙をとるのである。
私の番号は77番。
ラッキーセブンではないか。
ウキウキしながら引き出しを開けた私の目に飛び込んできたのは「凶」という文字だった。
凶をひいたのは初めてだったのでちょっとわくっとしながら読んでみると、見事に悪いことしか書いてない。
さすが凶だ。
直ちに忘れることにする。
そして21世紀の幸せを祈願した。
お参りのあとは花やしきに行きしばし童心にかえる。
狭い場所に遊具がひしめき合ってる様子は圧巻だ。
そしてその遊具はギシついている。
ある意味どんな絶叫マシンよりも恐ろしかった。
そして舟和で美幸ちゃんのおみやげ用のいもようかんを買い、浅草を後にした。
私があれだけ日記で訴えたにもかかわらずビキがシナボンを食べたがったので吉祥寺に行った。
私はもちろん食べずに紅茶だけにしておいた。
ハーフにしろと言ったのに果敢にもホールにトライである。
相変わらず見ただけで胸が焼けそうだ。
ビキは一口食べて「そんなにいうほど甘くなくていいカンジ」と言った。
そんなはずはない。
一口もらって食べるが全くパワーダウンした気配はない。
しかし、食べ進めるうちに徐々にビキの顔が曇ってきて、弱音らしきものがチラホラ出はじめた。
ほらね。
隣りで一人で食べている女の子はその上にさらにキャラメルピーナッツソースをトッピングしていた。
だいじょうぶか！？
他人事ながら心配したが彼女はリピーターらしく慈しむように食べていた。
一方ビキはだんだん甘さにやられてきたようで、もはや自分を励ましながら食べているというカンジであった。
それでも全部食べきったのには脱帽した。
しかし無理して全部食べたぶん後々まで響いていたようだ。
その後、吉ブラを楽しみ、LOFTで今日メンバーに渡すクリスマスカードを買い漁り、新宿へ舞い戻った。

今日は熊本に出張だった。
まぁ、たいした出張ではないのだが。
夕方にはそのしょぼい出張も終わり、私は博多へと向かった。
明日、新宿でトオルのライヴがあるので博多から東京へ直行の夜行バスに乗ることにしたのだ。
この路線に乗るのは初めてだった。
私の隣りの席はショートカットで童顔だが、実は案外いっていそうな女の人だった。
推定３３・４歳といったところか。
バスの中で私のピッチが鳴った。
その電話で私は「持ってきた本をもう全部読んじゃったからつまらない」という話をした。
そして電話を切ると隣の席の女の人が「読みます？」と分厚い少女漫画雑誌を差し出してきた。
内心「わ、盗み聞きされた」と思ったし、正直言って少女漫画はあまり読まないほうなのだが、せっかくのご厚意なので甘えることにした。
今となっては残念なことに誌名を覚えていないのだが、表紙に「オール読みきり」と書いてあった。
巻頭カラーの１話目を読んでいて「あら？」と思った。片想いに悩む女子高生が主人公のラブロマンスという、言ってしまえばありがちなストーリーだが、決定的に違うのは恋のお相手もまた女だという点だ。
「あら？あら？」と思いつつ読み進めていくと最後は女同士でくっついてハッピーエンド。
これでよいのか？と２話目を読むと、２話目はもうモロにえぐいレズ話で「まぁまぁ、そんなことまで・・・」というような内容であった。
どうやらこの本は一冊まるまるレズコミックらしいのだ。
私は非常にひいた。
そして、直ちにこの本を返さねば、と思った。
いつまでも読んでいてこの女に「脈あり！！」とでも思われたらたいへんである。
私はつとめてなにごともなかったかのように「ありがとうございました」と言って本を返した。
女は「ああ、もういいんですか」と言って受け取った。
そのあとずっと、この女になにかされはすまいかと気が気でなかった。
隣りとはいえ奴のほうが若干後ろなので、すっと胸のあたりに手が伸びてきそうで、小鳩のように震えながら一夜を過ごした。
結局なにもされなかったのだが、私がもしあの雑誌に興味を示していたならば何かが変わっていたのだろうか？
もしかして私、残念がってる？？？