リンゴの唄

2018年11月11日 音楽
「まんぷく」で塩を作るときに、元気を出すためにみんなでリンゴの唄を歌った。
私は職業柄この年代の曲にアンテナを張っている。
やはり「リンゴの唄」は元気が出る。

歌の持つ力は本当に偉大で、寝たきりでほとんど発語もなくなって、ご飯も食べられなくなって経管栄養になりそうな方のベッドサイドでその人の好きな歌を歌ってみたら、一緒に口ずさんでくれて、それからみるみる元気になって、ご飯も食べて杖歩行もできるようになった、とかいう例はいくらでもある。
私も利用者さまが心を開いてくれなかったり、新しい利用者さまが馴染めなかったりするときに一緒に歌を歌う。
「私は歌を知らんけえ」と言っていてもいざ歌い始めると一緒に口ずさんでくれる。
そのときに反応がよい歌が「リンゴの唄」と「ふるさと」だ。(SAKU調べ)
100歳を超えた方から60代の方まで、どの年代の方でもこの歌は知っているし、大きな声で歌ってくれる。
よく「私たちが年寄りになったらなんの歌をうたうのかなー?」と思う。
こんなにみんなが歌える歌って私たち世代にあるかな?
しかも大好きで元気が出る歌。

今はないと思うからバンビちゃんにそんな曲を作ってほしい。
私は子どもがいないから年取ったら施設に入るんだろうけど、レクのときにみんなでバンビちゃんが作って歌を歌って「この歌うちのバンビちゃんが作った。バンビちゃん?主人よ」とか言って「一回も結婚してたことないのに。この曲作ったの有名な作曲家の人よね?ヤバイね。けっこう認知症進んだんじゃない?」と職員さんをギョッとさせたりしていたらいいなーと思う。

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