最近夜勤明けで帰る時間がどんどん遅くなっている。
9時半定時なのだが11時過ぎてしまうことが多い。
なぜそうなるかというと、その日のユニットの出勤者の中で私しかできない仕事がわりとあるからで、しかもそれが私が仕事ができすぎるからではないというところが非常につらいところなのだ。
今日も利用者さまに「ホットパックに穴が開いて中身が出るからあて布してほしい」と頼まれた。
ホットパックとは乾燥トウモロコシや小豆が入った細長い袋でレンジで温めて温罨法に使うのである。
毎日昼食後にお腹を温めて便意を促している利用者さまがおられるのだ。
そうしないと便が出ないという暗示にかかっているので「お昼までに縫ってもらわんと困る」と言っていた。
早よ言わんかいや!
昨日言ってくれたら夜の間にできたのになー。
なんやかんやあり、10時半頃から取り掛かる。
もはや針に糸を通すのもけっこう困難なお年頃なのにさー!と思いながらあて布を切っていると遅番の職員(Yさん)がきた。
この人は50すぎの男性でもう入って1年くらいになるが1人では何もできないのだ。
Yさんは私の横に来て言った。
「ほう、破損ですか」
なんじゃその他人事感。
だいたいねー、夜勤明けの私が11時近くになっても残って仕事をしているんだから本来は「自分がやるからお帰りください」と言わないといけないのよ?
でもまぁ縫い物とかできないでしょうから私がやります。
しかし。
それならそうで「本当は自分がしないといけないけど裁縫ができないので代わってあげられなくてすみません」という言葉くらいはあるべきと思う。
でもそれも言わなくてもいい。
せめてそっとしておいてくれ。
「ほう、破損ですか」は絶対に違う。
世の奥様方が「子どもが赤ちゃんのときに育児で疲れ果てているさなか、旦那から『(子どもが)泣いてるよ?」と言われたときのことは子どもが成長した今でも許せない」と言っておられる気持ちが本当によくわかる。
お前の子どもでもあるだろうが!だし、お前の仕事でもあるだろうが!って話ですよね。
普通に「女がやるのが当たり前」とか思ってるのが丸見えなのきつい。

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