母の友だち

2017年12月28日 お仕事
少し前にうちのユニットに入居されたOさま。
入居前の情報提供を読んだときに「あれ?この方もしやうちのイチコの古いお友だちでは?」と気づいた。実際入居されてお顔を見た瞬間「やっぱりそうだ」と思いすぐに自己紹介した。車椅子にはなられているが、実年齢よりもかなり若く見え、昔の印象のままである。
確かイチコと同い年のはずだが65歳くらいに見える。
Oさまもイチコのことをよく覚えていてくださって、車椅子生活になる少し前に近所のスーパーで見かけたがはっきりしなかったので声をかけなかったと悔やんでおられたらしい。
息子さまの入院に伴う期間限定の入居なので、イチコにOさまの入居を知らせて近いうちに連れてきてもいいか伺う。
守秘義務があるので、本人さまの許可がないとOさまの入居をイチコに知らせることはできないのだ。
Oさまはとても喜んでくださって、年明けにイチコを連れて行くことになった。
子どもの頃、よく家に訪ねて来られていたOさまのことを私は好きだった。
なぜならばイチコが「ママは自分のお友だちの中で○○さん(Oさま)が一番好き」と言っていたからだ。
イチコはその場その場で言うことが変わると言うことを子どもだった私はまだ気づいてなかったし(笑)、イチコ自身は言ったことをすっかり忘れていると思うのだが、私は「ママの大好きなお友だちなんだなー」と思ってOさまのことを見ていた。
今、Oさまと再会して、私は自分の大好きなお友だちのことを想う。
誰が一番とは決められないけど、大好きな友だちがたくさんいる。
存在だけで力になってくれる大切な人たちだ。
イチコにとってOさまがそういう存在であったと思うととてもありがたい。
自分の大好きな友だちへの感謝の想いを込めつつOさまと接していきたいなと思う。

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