平成の終わり方?

2007年7月19日
そんなこんなで、ヨコタさんの一発にはもう驚かないつもりでいた。
ヨコタさんの名誉のために言うと、ヨコタさんはいわゆる「お勉強」はとてもできるようである。
看護学校でもわりかし優等生らしいし、2年目の新米ナースだがなかなか落ち着いた仕事ぶりである。
きっとアメリカの場所も、大阪城を建てた人も知っているであろう。
そういう基盤があるからこそ、ときどき驚くべきもの知らずを披露されても笑っていられたのである。
しかし、今から披露する今回のこれは笑えなかった。
日本はどうなるのかと本気でブルーになった。
皆さんも心して読んでください。
これまた夜勤中のことなのであるが、メンバーはヨコタさんと、40代半ばと30歳の女性ナース、そして私であった。
私がナースコールの対応を終え、ナースセンターに戻るとナース3人が世間話に花を咲かせていた。
話の内容は「平成生まれの人がもう社会人になっている」ということのようであった。
同僚のスギウラさん(8万円のものを彼女にあげた彼である)もまさしく平成生まれである。
「へー、スギウラくんは平成生まれかー」と40半ばのコニシさんが感に堪えぬように言い、昭和から平成に変わるときに自分はどうしていたかという話を始めた。
もう全然社会人で、仕事帰りにカーラジオで昭和天皇崩御のニュースを聞いたと言っていた。
ほー、そうなのかー。
もう一人の30歳のナースは小学生だったと言っていた。
私は確か社会人一年生で、当時付き合っていた人に逢いに広島に行っていた。
彼氏の家のテレビで、彼氏と彼氏のお母さんの3人でニュースを見ていたのをよく憶えている。
「ヨコタさんはまだお母さんのおっぱいを飲んでた頃だもんね。全然憶えてないでしょ?」とナースたちが言うと、ヨコタさんは言った。
「全然憶えてないです。そもそもなんで昭和から平成になったんですか?」
はぁ―――――っ!?
今なんて言った???

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