平成の終わり方?

「Rは一個ですよ。自信あります」
そう力説したのだが、なかなか納得してもらえず、最初に聞いた男のナースも「じゃあ、よくわからないから『よくできました』って書きます」と言い出した。
よくわからんことはないやろ！Rが一個なのはハッキリしてるっつーの！！
結局すっきりしないから調べようということになった。
おぅ、望むところだ！！
調べた結果はもちろん「Very」だったのであるが、ナースたちは「あれー、R一個だー。なんでー？」と納得いかない様子であった。
なんで正しい私がこんなに肩身が狭いのよ。

そのときも「なんでそろいもそろってこんな簡単な英単語知らんかな？」とけっこう驚いたのだが、そんなレベルではないもの知らずが新たに披露された。
ヨコタさんという若い男のナースである。
21歳くらいだけど結婚して子どももいる。
看護学生の頃から知っているので（現在も高看学生であるが）、逸話も多く、驚かされてきた。
例えば「○○（SAKU）さん、『〜いたしかねます』っていうのは結局『できる』んですか？『できない』んですか？」と聞かれ「『できない』だよ」と答えると「じゃあ、『できる』は『いたしかねません』ですか？」
そんな言葉ないから！！
他にもナースになりたての頃、講習会で博多に行くことになったらしい。
一人で新幹線に乗ったことがないというヨコタさんのために師長が「そこから教える？」というくらい懇切丁寧に教えていた。
その講習会があるビルは私も知っているが、博多駅から一本道で、歩いて10分くらいである。
それでもヨコタさんが迷うことを考慮して、師長はタクシーに乗るよう指示していた。
「えー、甘やかしすぎー。一本道だから迷いようがないやろー。歩かせろよ」と秘かに思いつつ聞いているとヨコタさんは言った。
「帰りも新幹線に乗るんですか？」
当たり前やろ！！そこまで言わんとわからんか！？
うーん、やっぱりタクシーの方が安心かも・・・。