お姉さん?
2007年5月7日恐る恐る5階でエレベーターを降りる。
看護婦さんに見咎められたらどうしよう。
なにしろ急ぎの面会である。
イマダさんが処置中だったり、オムツ交換中でなければいいけど・・・と思いながらお部屋をのぞくと看護婦さんの姿はなかった。
チャンス!!
イマダさんのベッドの横まで車椅子を押していく。
イマダさんは目を閉じていた。
「イマダさん、お姉さんが逢いに来たよ」
イマダさんは目を開け、コマツさんの顔をじっと見ていたが、何も言葉は発さなかった。
コマツさんが「早く元気にならないと・・・ごはんもちゃんと食べなさい」と声をかけても、ただコマツさんを見つめるのみである。
最後にコマツさんがイマダさんの手をそっと握ると、そのときだけ小さくうなずいていた。
ホンの2分くらいの短い面会であったが、自分の病室へと帰る途中コマツさんは「ありがとう。顔を見れてよかった」と何度も言ってくれた。
しかし、表情はさびしそうであった。
よくよく考えると、そりゃそうなのである。
一番病状が悪かったときを知っている私からすれば、イマダさんはずいぶん元気になっているのであるが、コマツさんは元気なときのイマダさんしか知らないのだから、今のイマダさんの状態はショックであろう。
いたずらに心配をさせることになってしまった。
イマダさんも、お姉さんに病気の自分は見せたくなかったかもしれない。
だからイマダさんは何も言わなかったのかな、と思う。
自分だったらどうだろう。
考えてみたがよくわからなかった。
なにしろ私は2人の半分も生きていないのだ。
姉妹の生きてきた境遇にもよるだろうし、その年齢になってみないとわからないこともある。
もしかしたら、私は余計なことをしてしまったのかも知れないな。
珍しく落ち込んでしまった次第である。
看護婦さんに見咎められたらどうしよう。
なにしろ急ぎの面会である。
イマダさんが処置中だったり、オムツ交換中でなければいいけど・・・と思いながらお部屋をのぞくと看護婦さんの姿はなかった。
チャンス!!
イマダさんのベッドの横まで車椅子を押していく。
イマダさんは目を閉じていた。
「イマダさん、お姉さんが逢いに来たよ」
イマダさんは目を開け、コマツさんの顔をじっと見ていたが、何も言葉は発さなかった。
コマツさんが「早く元気にならないと・・・ごはんもちゃんと食べなさい」と声をかけても、ただコマツさんを見つめるのみである。
最後にコマツさんがイマダさんの手をそっと握ると、そのときだけ小さくうなずいていた。
ホンの2分くらいの短い面会であったが、自分の病室へと帰る途中コマツさんは「ありがとう。顔を見れてよかった」と何度も言ってくれた。
しかし、表情はさびしそうであった。
よくよく考えると、そりゃそうなのである。
一番病状が悪かったときを知っている私からすれば、イマダさんはずいぶん元気になっているのであるが、コマツさんは元気なときのイマダさんしか知らないのだから、今のイマダさんの状態はショックであろう。
いたずらに心配をさせることになってしまった。
イマダさんも、お姉さんに病気の自分は見せたくなかったかもしれない。
だからイマダさんは何も言わなかったのかな、と思う。
自分だったらどうだろう。
考えてみたがよくわからなかった。
なにしろ私は2人の半分も生きていないのだ。
姉妹の生きてきた境遇にもよるだろうし、その年齢になってみないとわからないこともある。
もしかしたら、私は余計なことをしてしまったのかも知れないな。
珍しく落ち込んでしまった次第である。
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