お姉さん?
2007年5月5日2週間ぐらい前にイマダさん(仮名)という女性患者さんが入院してきた。
年齢は70代後半。
初めの2・3日は「いつもボーッとしているし、たまに粗相があるけれど、まぁ自分のことは自分でできる患者さん」という印象であった。
しかし徐々に排泄の失敗が目立ってきてオムツ着用となり、それと時を同じくして病状も悪化し、集中治療室に入ることになってしまった。
集中治療室に移動し、荷物を片付けているとイマダさんがふいに「コマツアキコ(仮名)って知ってる?」と言った。
コマツアキコさんというのは療養病棟の患者さんで、同じ病棟に夫婦で入院していたのだが、旦那さんは残念ながら一年くらい前に亡くなってしまった。
病棟が違うので入浴介助のときぐらいしか接することはないが、慎み深いかわいいおばあちゃんで私は好きであった。
「知ってますよ。4階の患者さんでしょ?コマツさんとお知り合い?」と聞くと、うれしそうに「姉妹なの」。
へー、そうなんだー。
そういえばなんとなく似ている気がする。
顔立ちはそうでもないが(イマダさんはアンジャッシュの渡部によく似ている)、知的なところとか、放つものが似たカンジである。
見た目はイマダさんの方がお姉さんに見えるが実際は妹らしい。
うれしそうに語るイマダさんを見て、この歳になってもお姉さんのことを頼りにしていたり、「姉妹なの」とうれしそうにしている姿はとてもほほえましかった。
次の入浴介助のときにコマツさんに逢ったので「イマダサワコさんのお姉さんなんだってねぇ。イマダさんが教えてくれたよ」と言うと、コマツさんもちっちゃい目をクリクリとさせてうれしそうにうなずいた。
それからはことあるごとにイマダさんにはコマツさんの様子を、コマツさんにはイマダさんの様子を報告し、イマダさんには「早く車椅子でコマツさんの病室に遊びに行けるぐらい元気になろうね」と励ましていた。
そしてイマダさんは集中治療室を出て、徐々に元気になっていった。
年齢は70代後半。
初めの2・3日は「いつもボーッとしているし、たまに粗相があるけれど、まぁ自分のことは自分でできる患者さん」という印象であった。
しかし徐々に排泄の失敗が目立ってきてオムツ着用となり、それと時を同じくして病状も悪化し、集中治療室に入ることになってしまった。
集中治療室に移動し、荷物を片付けているとイマダさんがふいに「コマツアキコ(仮名)って知ってる?」と言った。
コマツアキコさんというのは療養病棟の患者さんで、同じ病棟に夫婦で入院していたのだが、旦那さんは残念ながら一年くらい前に亡くなってしまった。
病棟が違うので入浴介助のときぐらいしか接することはないが、慎み深いかわいいおばあちゃんで私は好きであった。
「知ってますよ。4階の患者さんでしょ?コマツさんとお知り合い?」と聞くと、うれしそうに「姉妹なの」。
へー、そうなんだー。
そういえばなんとなく似ている気がする。
顔立ちはそうでもないが(イマダさんはアンジャッシュの渡部によく似ている)、知的なところとか、放つものが似たカンジである。
見た目はイマダさんの方がお姉さんに見えるが実際は妹らしい。
うれしそうに語るイマダさんを見て、この歳になってもお姉さんのことを頼りにしていたり、「姉妹なの」とうれしそうにしている姿はとてもほほえましかった。
次の入浴介助のときにコマツさんに逢ったので「イマダサワコさんのお姉さんなんだってねぇ。イマダさんが教えてくれたよ」と言うと、コマツさんもちっちゃい目をクリクリとさせてうれしそうにうなずいた。
それからはことあるごとにイマダさんにはコマツさんの様子を、コマツさんにはイマダさんの様子を報告し、イマダさんには「早く車椅子でコマツさんの病室に遊びに行けるぐらい元気になろうね」と励ましていた。
そしてイマダさんは集中治療室を出て、徐々に元気になっていった。
コメント