禁煙ご褒美旅行?

2006年10月16日
イチコの話を要約するとこういうことであった。
私たちが出かけた後、窓から外の景色を見ていたイチコは、ふと反対側の景色も見たくなり部屋の外に出てみた。
でも見れるところがなかったので部屋に戻ろうと思ったらドアが開かなかった。
オートロックということもよくわかっていなかった上に、そもそもカードキーも持たずに出たので、困って私たちに電話しようと思ったが携帯も部屋の中だった。
どうしようもないので思い切って一人でエレベーターに乗り、フロントに行って事情を説明して部屋を開けてもらった。
このイチコの報告から推測される事実はこうである。
私たちがいない間になんとかタバコを手に入れようと思ったイチコは思い切ってエレベーターに乗って外のコンビニに行ってタバコを買おうと思った。
カードキーもやってみたらできるかもと思ったが、戻ってみるとやっぱり難しくてできなかった。
携帯で私たちを呼ぼうかと思ったが、呼ぶとのんびりタバコを吸うチャンスがなくなるし、私たちも楽しみたいだろうから勇気を出してフロントの人に部屋を開けてもらった。
おそらくこんなところであろう。

そんなに吸いたかったのか・・・。
普通の人にはなんでもないことであろうが、イチコにとってこれはものすごい大冒険なのである。
こんなにいくつもの困難を乗り越えてまでもタバコが吸いたかったんだなー。
改めてニコチンの魔力を思い知った。
別にイチコがタバコを吸ったこと自体に関してはもういいのだが(別に前から知っていたし)、果たしてイチコはどこで吸ったのだろうか?
あれだけ禁煙ルームだと念押ししたにもかかわらず部屋で吸ったのか?
それとも外なり、エレベーター前の灰皿なりで吸ったのか?
私には喫煙自体よりもそちらの方が重要な問題であった。
少し緊張しながら部屋のドアを開けると、部屋は明らかにタバコのにおいがした。
禁煙ルームというのが嘘だったからよかったようなものの・・・。
悲しいやら怖いやらである。

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