禁煙ご褒美旅行?

2006年10月14日
おでん屋へと歩きながら美幸ちゃんの報告を聞く。
それによるとイチコは、美幸ちゃんがタバコを隠した直後にタバコがないことに気づき(ということは吸おうとしたのであろう)、アイロン台の下やポケットをガサガサと探していたようである。
その時点ではまだ隠されたことに気づいておらず、単に置き場所がわからなくなったと思っていたらしい。
美幸ちゃんが「どうしたん?」と聞いても「いやー、別に」ととぼけていたようだ。
それでも見つからないので仕方なく新しいのを開けようとしてかばんに手を伸ばし、その中にもないのを見て隠されたことを悟ったようである。
美幸ちゃんにストレートに「隠した?」と聞いてきたらしい。
不思議なことにどうやらイチコは美幸ちゃんには喫煙を知られても仕方ないが、私には絶対にばれたくないと思っているようだ。
悪いがとっくに感づいているし、仮に感づいてなくとも私たち姉妹はツーツーである。
イチコのストレートな問いかけに「なにをー?」とすっとぼけた美幸ちゃんに、イチコはあろうことか「出してくれたら1,000円あげる」と持ちかけたらしい。
最終的に金額は10万円までUPしたようだ。
それでも美幸ちゃんがすっとぼけると、今度は「人のものを隠すのは泥棒だ」だの、「人のかばんを勝手に見るのはマナー違反だ」だの道徳的見地からの逆ギレで美幸ちゃんを責めたらしい。
彼女に携帯を見られて浮気がばれた男か!
恥ずかしいやら、美幸ちゃんに申し訳ないやらである。
そうこうしているうちに私が帰宅し、すぐに出発したのでおそらくイチコは今タバコを持っていないはずである。
ということは、今イチコはタバコを買うタイミングを図っているのだろう。
しかし、その近辺にタバコが買えるような場所はおそらくない。
あるとしたら私たちが向かっているおでん屋(正確には食堂)くらいなので安心である。
おでんを買って、指定していたベンチに向かうとイチコがおとなしくベンチに座って私たちを待っているのが見えた。
ああやっているところはホントにかわいいのになー。

コメント