禁煙する人?

2006年8月15日
どうやら話を聞いてみると、きっかけは喉が痛かったかららしい。
5月末ぐらいからイチコは軽い喉の不調を訴えており、のど飴をなめたりしていた。
しかし7月に入ってからは(私がチェックをやめたあたり)のど飴程度ではどうにもならないくらい喉が痛くてタバコどころではなかったらしい。
その頃イチコは目に見えて食が細くなっていて、私は暑さのせだと思っていたのだが、実際は喉が痛くて食べられなかったようだ。
現在は喉の痛みは落ち着いているが、「またあんなに痛くなったら怖いからもうタバコは吸わない」と言ってイチコは笑った。
タバコをやめたことはけっこうであるが、そんなことを聞くとこっちは喜んでいられない。
いくらタバコをやめたって、もし咽頭がんになっていたりしたら意味がないのである。
直ちに病院に行くように命じた。
鼻からカメラを入れて喉を見るという検査をしたところ、お医者さんから「特に問題ないから様子を見てください」と言ってイソジンを処方されたと言うのでひと安心である。
おそらく喉の痛みが落ち着いてもイチコがタバコを吸わなかったのは、また痛くなるのが怖かったというよりは「悪い病気じゃありませんように」という願掛けの意味が強かったと思うので、医師に太鼓判を押されたことをきっかけにまた喫煙生活に突入するのではないかと心配していたが、今のところ行動に不審な点はなく、イソジンによるうがいを励行している。
まさかあのイチコがタバコをやめるとは。
喉の件で心配はしたが、結果オーライである。
先日私たち姉妹が車で1時間ぐらいのショッピングモールに買い物に行こうとしたとき、イチコが自分も行きたいと言い出した。
イチコはついてきたがるくせに、いざ行くとすぐ「疲れた」とぐずる。
普段なら別にぐずられたら帰ればいいと思うのだが、その日は私も美幸ちゃんもそれぞれいろいろ買いたいものがあり、イチコがぐずったからといって帰るわけにはいかなかった。
なので「今日はダメ」と言って断ったのだが、「どうしても行きたい」と言うので、何度も「ぐずっても帰らないよ。いろんなお店を見るから疲れても知らないよ」と念を押して連れて行った。
しかし、イチコは一切ぐずらず、終始楽しく買い物したり食事をしたりできたのである。
諸悪の根源はタバコであったのだ。
これならイチコをどこにでも連れて行ける!!
これはうれしい。
禁煙バンザイである。

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