外練習?

2006年6月30日コメント (1)
400円も払っているのだからしっかり練習しないと・・・とぶんちゃかぶんちゃか吹いているとペリカン島の前に車椅子の集団が現れた。
ん?
どうやら地元の老人ホームの人たちがお散歩に来たようである。
いいなぁー、私も早くこういうところで働きたいなーとチラ見しながらロングトーンの練習をしていた。
すると車椅子を押していた職員さんが、私の方を指差し、車椅子に乗っているおばあちゃんに何か言いながら、車椅子を押してこちらにやってきた。
「こんにちはー」
挨拶を交わし、お互いニコニコする。
ちっちゃくてかわいいおばあちゃん。
「お散歩ですか?今日は涼しいからいいですね」などと声をかける。
しかしむこうは明らかに私が何か吹くのを待っているようだ。
思い切って職員さんに「あの・・・私・・・そんなんじゃないんですよ。全然下手くそで・・・」と打ち明けていると、他のお年寄りたちも車椅子を押されてわらわらと集結してきた。
「あの、単なる練習なので・・・お聞かせできるようなものじゃないんです」
びびりながらそう説明すると「いえいえ、いいんですよ。勝手に来ただけですから」とは言うものの去ってくれる気配はない。
仕方がないので聖者の行進を吹いて勘弁してもらった。
どうやらじいちゃんばあちゃんはけっこう満足してくれたようで、手を叩いて喜んでくれた。
「大きいの吹いてるのねぇ。重くない?触ってもいい?」
私のへっぴりセインツでこれだけ満足してくれるんだから、ブラックボトムの演奏を聴いたらどんなに喜ぶだろうか。
私が老人ホームで働くことになったら慰問に来てくれると、IGGYが前に言っていたけど、今でもIGGYはその約束を覚えてくれているのだろうか?
「もちろん覚えてるよ。いつになったら老人ホームで働くねん?」とでも言ってくれようものなら、私はきっとまたもう一段階IGGYを好きになると思う。

コメント

nophoto
NATSU
2006年8月29日7:21

早くもストリートデビュー、おめでとう!!
お年寄りを前にセインツ披露だなんて、素敵な話じゃありませんか。
私もがんばるー!!

あ、「もちろん覚えてるよ〜」なんてセリフを聞いたら私だてIGGYを好きになりますって。