程なくしてボールに山盛りのサラダとドリンクが運ばれてきた。
食べられるかなー?とちょっと心配になるぐらいの量であったが、ドレッシングがさっぱりしていてとてもおいしい。
そのうちに透明に澄んだだしの張られた鍋と白菜、春菊、ねぎ、豆腐、しいたけ、油揚げ、鶏肉、豚ばら肉、鳥のつくねなどの盛り付けられた大皿が運ばれた。
中途半端な時間にしてはお客さんも多かったのだが、それにもまして従業員が多く(こぎれいな男女ばかり)、鍋の具材の盛り付けはもちろん、あれやこれやと世話を焼いてくれる。
「なにか用事はございませんでしょうか?」とばかりに各テーブルに目を配らせており、勝手にやりたい派の私たちにはちょっと世話を焼きすぎの感があったが、一般的に考えると気配りの行き届いたとてもよい接客のお店である。
そして肝心のお味の方であるが、これはまったく文句なくおいしい!!
さすがだわ。繁盛するのわかるね。
こりゃ親父の遺産もいらんわな。
だし自体はあっさりしてるんだけど、肉系の具材も多いから、それらから出るこってり感とナイスマッチ。
あっという間に鍋の残りは少なくなった。
〆はラーメンか雑炊かを選べるようになっており(+750円)、どちらにすべきか迷ったのでかわいらしいお店のお姉さんに聞いてみた。
「塩だったら、〆はラーメンと雑炊どちらがおすすめですか?」
お姉さんはにっこり微笑んで断言した。
「それはもう・・・ラーメンですね」
「じゃあ、ラーメンでお願いします」
だしを注ぎ足してくれて、透明感のある太めの麺がその中に入る。
程よく煮えたところでお姉さんがおしゃれな小さめのどんぶりに取り分けてくれる。
その取り分け方がまた絶妙で、私の方には豚バラメイン、キヨミちゃんの方には鶏だんごメインで、ケンカにならないカンジかつビューティフルな盛り付け。
添えられたねぎとすりゴマをトッピングすると、それは鍋の残りとは思えないような、あたかもラーメン屋で各々違う種類のラーメンが運ばれてきたかの仕上がりである。
お姉さんグッジョブ!!

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