5／9　YASSYバースデーBYG?

それにしてもちょっと絶叫が過ぎたかしら？とちょっと反省しているとトオルが「でもさー、あぶらまつりに出ますって言ってんのにあそこ（あぶら席）とここ（SAKU）しか反応なしっていうのもどうだろう」と言ってくれたので、私の絶叫もちょっとはにぎやかしになってたかしらと幾分救われた気がした。
その後トオルが「よし、じゃあ次はこの辺でやろっかな」と言いつつ私の前にずいっと出てきてくれて、2曲目の「ライトニングウルフ」。
それにしても、ホントにブラックボトムがあぶらまつりに出るのか・・・。
去年の今頃はYASSYに「『あぶらまつり出たいです』って今トオルにこの場で電話をかけろ」と迫ったりしていたのに。
‘96真治ツアー終了と共に、私は本格的にブラックボトムの追っかけを始めた。
それからの10年間、私はずっとまたいつかトオルとブラックボトムが共演してくれることを信じて願い続けていた。
多分、私が世界で一番この日を待っていた人だと思う。
また、夢がひとつ叶ってしまった。
うれしくてさびしい。

ライヴの後は2階へ。
上がるとすぐにトオルの姿が目に入った。
裕二も尚も普通にいて、見慣れたBYGの2階なのになんか不思議な気がする。
席に着こうとすると、手前のテーブルに着いていたANTONさんに呼び止められた。
「SAKUちゃん、気持ちはわかるけど・・・抑えてな」
今日はあぶらが来てるからあんまり暴れるなということらしい。
「わかってますよ」
そう答えたものの、正直イヤな気がした。
ANTONさんに言われなくたって、私はトオルの嫌がるようなことは絶対にしたくない。
「気持ちはわかるけど・・・」って、そんなもんわかるわけないと思う。
大阪城ホールの3階から、豆粒のような大きさのトオルに、聞こえるはずのない声援を声を枯らして叫び続けていた私の気持ち。
トオルが結婚したとき「今すぐ地球が終わってほしい」と思ったけど、トオルによっていろんなことを教わり、今ではホントにトオルが結婚してくれてよかったと思えるようになった私の気持ちがANTONさんにわかるとは思えない。
まぁ、でもANTONさんの心配してるようなことにはならないと思いますのでご安心ください。