5／3　いきなり「麒麟です」?

見えるかどうかわからないながらもドキドキしながら麒麟が現れるのを待っていた。
私と同じ1，5列目にいる高校生らしき女の子2人組も私と同じようにドキドキしながら待っていた。
「見えるかなー」「ドキドキするね」などと話しているのがほほえましい。
あまりのほほえましさに、手すりに張り付いていたおじさんがちょっと詰めてその女の子たちを入れてあげていた。
よかったなーと思う。
その女の子たちは手すりから身を乗り出して「見えるかも！見えそう！！」などと言っている。
よっしゃ！！私は自分で何とかするぞ！
程なくして麒麟登場。
「きゃー！！」という大歓声に見えもしないのにドキドキする。
しかし出てきたとたん、一目見て気がすんだのか、「なーんだ、見えない」と思ったのか、私の前にいた女の人が離れたのですかさず張り付く。
背伸びをして、落ちそうなくらい身を乗り出すと、「見えたー！！」
立ち位置の関係でギリギリ川島の姿が見えた。
女の子たちも「川島くんカッコいいねー」、「やっぱり今日も黒のスーツだね」、「黒のスーツが川島くんってカンジ」などと喜びをもれなく口からほとばしらせており、私の感動を増幅させてくれた。
若い子はかわいいねぇ。
普通に背伸びをしていたら川島しか見えないが、厚底の上に乗って背伸びをすると2人とも見えることを発見した私は、その恥ずかしい体勢のままでステージに熱視線を送り続けていた。
なんのネタをやっているのかもよく聞こえないくらいだったが、アレはさすがにマイクに寄ってやってくれたのではっきりと聞こえた。
「麒麟です」
確かに私が今日麒麟を見れると決まって以来、一番楽しみにしていたのはこれである。
しかし、こんなステージから遠く離れた吹き抜けの4階でまさか自分が「キャーッ！！」と大絶叫してしまうとはまったくの予想外であった。
キヨミちゃんもさすがに大きい目をさらに大きくして驚いていましたね。
ははは。