楽しみにしていたもののひとつ、タモツバッジはイマイチわけわからん仕上がりであったが、もうひとつのお楽しみタモツ初作品は思いがけずすばらしい出来映え。
「音符の数が少ないんじゃないのー」とか、「私でもすぐ吹けるような曲だったらレパートリーが増えてうれしい」とかなめたことを言っていたが、参りました。
かっちょいいのであった。
そして私が吹くには相当の練習が必要。
1年はかかるね。
でも私が一番やられたのは、ブラックボトム史上初(だと思う。少なくとも私は初めて)、タモツくんによるコーレスである。
ほんっとにね、胸が詰まった。
だってこの前ブラックボトムに入ってきたと思ったのに。
まだ19歳で、今より背もちっちゃくて「新メンバーのイヤサカ山根ですー!」と紹介されていて、声援を送るのに「ヤマネー!」って言うのもなんだし、「イヤサカー!」って言うのもなんだし、かといってせっかく新しく入ってきた人を「受け入れましたよ」っていう気持ちを込めてなんか言いたいしで、けっこう迷ったもんだったよなー。
でもスーザは音の要なのに、こんな子供で大丈夫なのかなーってけっこう不安に思っていたのに、いつの間にか大人になって、上手になって、最近華もでて、ホントに頼もしくなった。
タモツくんにレスポンスしながらそんなことを考えていたら、そんな気はなかったのにいきなり「うっ」と泣けてきてしまって自分の方がびっくりしてしまった。
メンバーもここで泣くとはびっくりだったのか、MONKYとYASSYに「SAKUちゃん、グッときた?グッときた?」とからかわれた。
ええ、グッときましたとも。
王子さんが初めて歌う曲で、カンペを置くところがなく、まん前にいた私がカンペ持ち係に任命されて、王子さんがあまりにカンペを見るのでなんだかこっちの方がドキドキした。
でも王子さんが何回も握手してくれたり「SAKUちゃん、ありがとう」って言ってくれたりしてうれしかった。
王子さんって思いがけないときに私にHAPPYをくれるとても不思議な人だなぁといつも思う。
こちらこそありがとう。

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