ライヴの後は、予告どおり打ち上げ。
博多風鶏の水炊きが大きな土鍋に2つ用意された。
おいしそー!!
もちろん遠慮なく残らせていただく。
常連さんたちはいろいろお手伝いをしていたが、その間私たちはちょっと困ってしまった。
手伝うのも差し出がましいような気もするし、かといってぼーっと準備ができるのを待っているのもつらい。
結局はおたおたするだけでたいしたお手伝いもできなかったが、お店の人たち(なのか単なる常連さんなのかもよくわからない)が、何気に「お皿配ってもらえます?」などとふってくれたので助かった。
ホントに気持ちのいい人たちである。
そろそろ準備も整って、キヨミちゃんの向かいに裕さん、私の隣りのお誕生日席に新さんがやってきた。
一見さんなのにこんないいとこ取りでいいのだろうか?
そして空いていた私の向かいに私たちより若干年上と思われる男の人がいそいそとやってきた。
そのいそいそっぷりに私は「この人、キヨミちゃん目当てか?」とちょっとひいたのだが(「キヨミちゃんはこういうタイプの人に好かれるよね」という例のようなタイプの人であった)、その人は気持ちいいぐらいMojo目当てであった。
右を向いたり左を向いたりしながら、しきりにMojoの2人に話しかけていた。
その人はクマさんのプリントのトレーナーを着ており、私はそれだけでけっこうウケていたが、その人と新さんの会話のはずまなっぷりにも注目していた。
いろんな話題を提供しているのだが、すべて立ち消えになってしまうのである。
それでもその人はとても楽しそうで、私たちも時折り会話に混じったり見守ったりして楽しんだ。
オーナーさんが8時間煮込んでだしをとったという鶏の水炊きは、本当に濃厚なコクがあっておいしかった。
最初はポン酢で食べていたのだが、新さんが「だしに塩と胡椒を入れて食べた方がおいしいよ」というので真似してみるとホントにその方がおいしかった。
新さんが小皿に入っている塩をつまんで入れる指の動きがきれいで、私はさっきのライヴでギターを弾いていた新さんの指の動きを思い出していた。

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