3/5 実技試験?

2006年3月8日
本当にあっという間の5分間であった。
自分の中ではまだ3分程度だったのでビビる。
あとは左足を乗せてもらって「では、お散歩に出かけましょうか」と言えば終わりだったのに。
ちょっと悔しい。
上着の前を自分で止めていたら時間通りに終わったはずだが、それだと過剰介護になってしまう。
過剰介護と時間切れではどちらの方がよくないのだろうか?

更衣室で着替えながら他の受験者の話を聞いていると、4割ぐらいの人が「時間切れになった」と言っている。
中には私のように連れがいなくて口に出して言わない人もいるだろうから、実際はもっと多いはずだと思うとちょっと気が楽になった。
中には上着を着せるのを忘れていたという人もいたし(上着は車椅子のシートの上に置かれていたのにどうやって忘れたのだろう?)、頭が真っ白になって麻痺側に車椅子を置いて介助してしまったという人もいた。
しかし、一番圧巻だったのは「はぁ?側臥位?そんなもんしとらん。がーって起こして抱えて車椅子に座らせたばい。2分で終わったと」と言っていたおばさんである。
ものすごくいつもどおりのあなただったんですね。
今年から事前の講習による実技試験の免除があるため、実技試験選択者は狭き門になるという噂があったり、ヘルパー制度を早く廃止させたいために国が介護福祉士を量産させたがっているという噂があったりして、今年は有利だ、いや不利だという情報が錯綜している。
今は介護福祉士というのは名称独占(介護福祉士以外の人は介護福祉士を名乗ってはいけないが介護の仕事はできる)の資格だが、ゆくゆくは医師や看護師同様業務独占(最低でも介護福祉士を持っていなければ介護業務につけない)になるらしい。
そう考えると今のままでは足りないから、量産体制に入るというのもうなずける。
それもどうかと思うが。
まぁ、とりあえずは終わった。
緊張もせず、実力は出せた。
落ちたらそれが今の私の実力だ。
思い残すことはない。
あとは3月31日の合格発表を待つだけである。

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