そうこうしているうちに開場時間となり地下へ。
いつもどおりの場所を陣取り、またコミューン話で盛り上がっているとようやく敦子さん登場。
お土産にシウマイまんをいただく。
前にナツヒロがもらっておいしかったと言っていたのでうれしい。
私から敦子さんへは江國香織の「間宮兄弟」。
とりたてて大きな事件が起きるわけでもなく、兄弟の淡々とした様子が書かれているだけだが、兄弟の価値観がなんとなくうちの姉妹に似ていて楽しそうだなーと思って読んでほしかったのだ。

敦子さんが来てほどなくしてライヴスタート。
本当に久しぶりのブラックボトムだったので、メンバーの顔を見ただけでちょっと安心。
最後にブラックボトムを見て以来、私はIGGYのことを猛烈に恋しく思ったり、さる事情から激しく恨みに思っていたりしたのだが、50日もまったく何の音沙汰もなしでいると、恋しい気持ちも恨みに思う気持ちもなんだか遠いことに思え、IGGYに対する気持ちはまったくフラットなものになっていた。
こういう状態はこの10年間で初めてで、楽しくてラクチンだと感じていた。
今日逢うことによって、またなんだかややこしい感情になるのは怖いと思っていたのだが、出てきたIGGYはかわいかった。
「口がかわいいなぁ」とか、「あー、なんか笑ってるよ。かわいいなぁ」というゆるい感情で好きだった。
まずはいいところに着地したかな、と思う。
ライヴは1部2部とも懐かしめの曲中心。
アリゲータースウィンガーズをやって「この曲もずいぶん昔の曲やなぁ。俺らがまだ関西におる頃やから、97年か8年?」。
私の記憶が確かならば、この曲は99年からABCテレビのナイター中継のテーマ曲に使われたので(山口では当然映らないが友達からビデオを送ってもらった)、曲自体は98年の曲のはずだ。
なのですかさず「98年だと思います」と小声でつっこむ。
「マシン3号」を聴いたクミコちゃんが「この曲カッコいいー!!なんていう曲?」と食いついていたのも新鮮。
あんなに足繁く通っているクミコちゃんが初めて聴いたとは!?
こういう名曲はもう少し頻繁にやってほしいね。

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