そんな話をしているとネギーシーさん到着。
さっそくネギーシーさんへの本「まぼろし小学校」を渡す。
日曜研究家の串間努さんの本である。
串間さんの本の中では私はこれが一番好きなのだ。
昭和40年代・50年代あたりの小学生文化について掘り下げてある。
レモン石鹸とか、当時の給食や、流行っていた文具、遊びなど、懐かしいと100回くらい言ってしまう本である。
10年前に出た本なのでどうかなー?と思ったが、串間さんとネギーシーさんはほぼ同世代(確か串間さんがひとつ上)なのでジャストミートのはずだと思い、これに決めた。

その後また妄想コミューン話。
続いてはYASSYコミューン。
YASSYコミューンの設定は昔。
はじめ人間ギャートルズの世界である。
ここは妻100人の大所帯。
各コミューンでの生活に疲れた女たちが一時的に身を寄せたりもする。
私もIGGYコミューンでの生活に希望を見出せなくなり、癒しを求めてYASSYコミューンにやってきた。
女たちは全員ゴンの母ちゃんみたいにはみ乳で骨のかんざしをつけている。
基本的に子だくさんで300人くらい子供がいる。
しかも全員YASSY似。
女たちも子供同士も全員仲がよく、女たちは井戸端会議で「お父さんは今日はどこでワッショイしてるのかしらねぇ?」とのんきなもんである。
YASSYはたまにしかコミューンに帰ってこないけど、子供たちはなついている。
YASSYがマンモスの肉を持って「ただいまー」と帰ってきたら子供たちがわらわらと出てきて、「おとうさーん!」とまとわりつく。
YASSYは両腕に子供を10人ぐらいぶら下げながら「みんな、おりこうにしとったかー?」などと言うのだ。
お父さんが帰ってくると夜は火をたいてみんなで宴会。
YASSYが子供たちに「みんな、アメリカってしってるかー?」とニューオリンズの話をしたり、「お父さんがワッショイって言うたら、みんなもワッショイ言うんやでー」と夜遅くまでお祭り騒ぎ。
この辺りまで話が出来上がるとYASSYコミューンの希望者が増えてきた。
キヨミちゃんもMONKYコミューンから流れ着いてきたし、ナツヒロも来たがっている。
私もIGGYコミューンから一時的に身を寄せたつもりが、案外長居してしまいそうだ。

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