30年来の疑問?

2006年2月16日
その後、私たちは集合してそれぞれ衣装に着替えた。
上は他のお星さま6人と同じ衣装を着ているが、私はスカートがないので下は白タイツ一丁である。
どう見てもおかしいが、なんと私はそのままの格好でステージに上がらされた。
当然笑い声が起こった。
私は恥ずかしかった。
しかし最後まで白タイツ一丁で演じきった。
出番が終わり、袖に引っ込むと同じクラスの園児(その子とは中学まで一緒だった)から「おかあさんたち、みんなあんたを見て笑いよったんよ」とダメ押しされた。
そんなこと私が一番よくわかっている。
30年以上たった今でもこんなに克明に覚えているぐらい、私にとってトラウマだったのである。
その後、先生に呼ばれ、先生から「ごめんね。先生がうっかりしていたばっかりに・・・。○○(SAKU)ちゃんはちゃんとスカートがいること覚えてたのに・・・。ホントにごめんね・・・」と涙ながらに謝罪された。
私は内心「だからあんなに言ったのに」と思いながらも、大人である先生が泣いた、しかも自分のことで・・・ということが衝撃的で、ますます責任を感じてしまい、何も言えずに棒立ちしていた。
しかし、とても疑問なのである。
私が先生に申し出たとき、先生が「お星さま役にスカートはいらない」と思い込んでいたのは確かにうっかりであろう。
しかし、着替えの段階で白タイツ一丁でいる私は明らかにおかしかったはずだ。
なぜそこで気づかない?
間違い探しにしてもかなり難易度が低い問題だろう。
なんで私はあんなあられもない格好でステージに上がる羽目になってしまったのだろうか?
それが今もわからない。
それも含めて「うっかりしていた」と言うなら、それは明らかにうっかりしすぎである。
担任の先生だけではなく、ステージ袖には複数の大人がいたはずなのに、なんで私に対しノーチェックだったのか。
顔も名前もしっかり覚えているY先生に、大人になった今、ぜひ聞いてみたいものである。

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