人の拷問を見終わった後は、自分たちが拷問を受ける番である。
開場を待つ間、炎天下の中かなり並ばされた。
私の持っていたチケットはそもそもがBブロック指定なので、並ぼうが並ぶまいがどっちみち前には行けないのである。
それでもちょっとでもいいところで見たいではないか。
ブラックボトムの今日の出演順はわからないのだが、たぶん最初の方だろうと踏んで、めぐと「ブラックボトムが終わったらすぐに出てビールを飲もう」とか「終わったら乗り物に乗ろうね」などと言いお互いを励ましあった。
やっと列が動き出し、ジリジリと進んでいって私たちはBブロックの2列目の花道横をGET。
行こうと思えば1列目にも行けたし、係員にもなるべく前につめるように言われたのだが、マーチングで入ってくるだろうから絶対に花道の横がよかったのだ。
わがままですいません。

1組目はTKY。
まさか1番最初とは思わなかったので意表をつかれた。
かなりかっこよかったわりにはそれほど会場も盛り上がらないままで(Bブロックだからかしら?)ちょっともったいなかった。
2組目のorenge pekoeでトイレに立っためぐが帰ってきて「ブラックボトム、トリってよ」と言った。
「えー!!」
TKYのトップよりもさらに意表をつかれた。
トリはAIかPE‘Zだと踏んでいたのだ。
ブラックボトムのめちゃめちゃ大ファンの私ですら「なんでブラックボトムがトリ?」と思うほどのメンツなのに。
しかしそれは大英断である。
よくぞやってくれた!ジュピター音楽祭!!
しかしそれでは今こんなに高い太陽が沈んでからじゃないとブラックボトムには逢えないのね。
若干気が遠くなり、私もあわててトイレへ立ち、ついでにビールも買ってきてめぐと乾杯。
さぁ、もう準備万端。
いつでもきてもらってけっこうですよ!
だからトリなんだってば。

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