ちょっと聞いてもらえますか?
2005年7月14日戦時中の話である。
当時、戦地に赴いた兵隊さんに向けて慰問袋というものが送られていた。
中身は下着や鼻紙のような日用品や、氷砂糖、佃煮のようなちょっとした食料品などの詰め合わせである。
戦地では甘いものが喜ばれたようだ。
ある一等兵が、慰問袋の中に入っていたチョコレートを喜んで食べているときに、包み紙に点数が印刷されているのに気づいた。
よく読んでみると、この包み紙を集めて製菓会社に送ると100点につき板チョコ1枚と交換してくれるというサービスらしい。
一等兵はこの包み紙を集めて、家に残してきた子供たちに送ったらどんなに喜ぶだろうと考え、それから大事に大事に包み紙を集めた。
1300点分もの包み紙が集まったというから、きっと仲間の兵隊たちの協力もあったに違いない。
早速その包み紙を自宅に送り、子供たちは喜んで「戦地の父から送られてきたものです」という旨の手紙を添えてその包み紙を製菓会社に送った。
そして、製菓会社からのチョコレートが子供たちの元に届いたその日、お父さんである一等兵が戦地で戦死したという広報が一緒に届いたというのである。
実話だそうだ。
この話は「チョコレートと兵隊」という映画にもなっており、有名な話らしいのだが私はまったく知らなかった。
私は戦争にまつわる悲しい話というのを、いつも意図的に避けている。
何度も思い出して泣くからだ。
戦争関係の本や映画も大人になってからは避けているが、「火垂るの墓」はうっかり途中まで見てしまった。
途中まででも充分悲しかったのに、これからもっと悲しくなると聞いて途中で見るのをやめた。
だから結末は知らない。
私に絶対結末を話さないでほしい。
そんな私なのに、この話は普通の本の中のチョコレートにまつわるちょっとしたコラムの中にさらっと書かれていたのでつい最後まで読んでしまったのだ。
卑怯な!!
こんな悲しい話をするときはちゃんとそのように前置きしてほしい。
あまりにも悲しかったので、みんなに私の悲しさをちょっと請け負ってほしくてこうして書いてしまった、さらに卑怯な私である。
ごめんなさい・・・。
当時、戦地に赴いた兵隊さんに向けて慰問袋というものが送られていた。
中身は下着や鼻紙のような日用品や、氷砂糖、佃煮のようなちょっとした食料品などの詰め合わせである。
戦地では甘いものが喜ばれたようだ。
ある一等兵が、慰問袋の中に入っていたチョコレートを喜んで食べているときに、包み紙に点数が印刷されているのに気づいた。
よく読んでみると、この包み紙を集めて製菓会社に送ると100点につき板チョコ1枚と交換してくれるというサービスらしい。
一等兵はこの包み紙を集めて、家に残してきた子供たちに送ったらどんなに喜ぶだろうと考え、それから大事に大事に包み紙を集めた。
1300点分もの包み紙が集まったというから、きっと仲間の兵隊たちの協力もあったに違いない。
早速その包み紙を自宅に送り、子供たちは喜んで「戦地の父から送られてきたものです」という旨の手紙を添えてその包み紙を製菓会社に送った。
そして、製菓会社からのチョコレートが子供たちの元に届いたその日、お父さんである一等兵が戦地で戦死したという広報が一緒に届いたというのである。
実話だそうだ。
この話は「チョコレートと兵隊」という映画にもなっており、有名な話らしいのだが私はまったく知らなかった。
私は戦争にまつわる悲しい話というのを、いつも意図的に避けている。
何度も思い出して泣くからだ。
戦争関係の本や映画も大人になってからは避けているが、「火垂るの墓」はうっかり途中まで見てしまった。
途中まででも充分悲しかったのに、これからもっと悲しくなると聞いて途中で見るのをやめた。
だから結末は知らない。
私に絶対結末を話さないでほしい。
そんな私なのに、この話は普通の本の中のチョコレートにまつわるちょっとしたコラムの中にさらっと書かれていたのでつい最後まで読んでしまったのだ。
卑怯な!!
こんな悲しい話をするときはちゃんとそのように前置きしてほしい。
あまりにも悲しかったので、みんなに私の悲しさをちょっと請け負ってほしくてこうして書いてしまった、さらに卑怯な私である。
ごめんなさい・・・。
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