続いては裕ちゃんのソロ。
裕ちゃんといえば矢沢、矢沢といえば裕ちゃん。
これチェッカーズファンの常識なり。
ということで、白いマイクスタンドにリーゼントの裕ちゃん登場。
首からかけたタオルを広げると「O・ARMADILLO(アルマジロ大土井)」。
アルマジロー!!裕二ー!!矢沢ー!!といろんな声援が飛ぶ中「アイ・ラブ・ユー OK」
矢沢になりきって歌う裕ちゃんにメロメロになりながらも、今度は尚がベースを弾いているのを確認する余裕もあり。
でもさすがに「I Love You OK?」の台詞部分には射抜かれたけど。
それからこの曲ではテッちゃんのドラムが冴え渡っていた。
テッちゃんのドラムは手が何本もあるみたいに見えて、まるで千手観音みたいでつい見入ってしまう。
私の位置からは若干見にくいのがとても残念だった。

そして今度は尚が長めにソデに消え、三度笠スタイルで登場。
なんで三度笠?と思っていると、歌う曲は「木枯らし紋次郎のテーマ」
♪どーこかでー 誰かがー きっと待っていてくれるー
三度笠スタイルが面白くて、不覚にも見た目だけでちょっと笑ってしまったのだが、なんでこの曲なんだろう?
トオルの妖怪人間も、裕ちゃんの矢沢も、それぞれ「らしい」曲なのに、尚と紋次郎の接点が思いつかない。
単なる見た目のインパクトと意外性?と思ったが、歌詞を聴いているうちになんとなくわかった気がした。
これは先日結婚した尚からの、ファンへのメッセージではないか?
自分は結婚したけど、どこかで誰かがきっと君のことを待っていてくれているよと、尚はファンに言いたかったのではないか?
もしかしたら深読みしすぎかもしれないけど、私にはそう思えた。
なにか大事なことを伝えようとするときでも、こうしておちゃらけてしまうところが、とても尚らしくて好きだと思った。
実は私が今回のツアーで一番泣けたところはここだった。
尚ファンにしてみれば、おそらく「そんなこと言われてもね」であろう。
♪幸せな恋をと言うならどうか教えて あなたなしでどこにあるの  byドリカム
ってことである。
でも私は、私が思っていた以上に尚がファン思いであったことにジーンときていた。
尚の結婚には間接的なショックしか受けてなく、トオルの結婚からは完璧に立ち直ったが、でも実はIGGYの結婚からはまだまだぜんぜん立ち直れてない私には、この尚の「木枯らし紋次郎」で、ちょっと心を軽くしてもらった。
どうもありがとう。
ベムにシビれ、紋次郎に胸詰まらせる私はいったい何者なのか?
感受性が強すぎるのも考えものである。

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