出雲駅までは電車で。
ボックス席でとにかくいろんな話をべらべらしながらの楽しい道のり。
出雲からは大社行きのバスに乗り換える。
そう本数が多くないのに、数分待ちでやってきたのもYASSY効果?
バスでは一組の若いカップルと一緒になったが、男1人に女3人で出雲大社へ向かおうとしているそう若くもない4人組に怪訝そうな様子。
そりゃそうだわな。
私でも注目する。
しかも女3人ともあからさまに1人の男にラブラブやし。

バスの中で「もしこれで3人ともすぐに彼氏ができたらどうするー!?」と妄想話で盛り上がる。
もしそんなことがあればワイルドストロベリー以上の効果である。
「もしそうなったらYASSYと出雲大社に行こうツアーとか組んでもええんちゃう?」
「殺到するよね。きっと」
3人で合同結婚式してブラックボトムに演奏してもらおうと、妄想も行き着くところまで行き着いたころ出雲大社到着。
拝殿の前の大しめ縄の下でしめ縄に向かってお金を投げている人あり。
どうやらお金がしめ縄に刺さるとよいようである。
何がどうよいかはわからないがさっそくチャレンジ。
YASSYはわりかしすぐに刺さったが、女連中なかなか刺さりませんー。
このあたりがYASSY=既婚者、私たち=縁遠い、の違いであろうか?
私たちが何度もチャレンジして、人の刺さっていたお金まで落としまくると、YASSYがすかさずそれを拾ってひょいと刺してくれる。
なんとも頼もしいわー。
私はこういうとき常に最後まで刺さらない人キャラなのだが、今日は私以上にそういうキャラのキヨミちゃんがいたのでけっこうあっさり刺さる。
なんとかみんな刺さってようやくお参り。
出雲大社は縁結びの神様で有名だが、それは単に男女の仲を結ぶことだけでなく、人間が立派に生長するように、社会が明るく楽しいものであるように、すべてのものが幸福であるようにと、お互いの発展のためのつながりを結ぶということらしい。
縁結び縁結びと盛り上がってはみたものの、実は彼氏ができるのがちょっと怖いと思っている私は、そっちの広い意味の方の「縁結び」を心の中でお願いしつつ手を合わせていた。

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