5億円の男?
2005年4月25日そんなナカヤマさんと先日結婚の話になった。
ナカヤマさんが結婚したのは35歳のときだそうだ。
この年代の人にしてはかなり遅いと思う。
イチコが結婚したのが27歳で、それですら私は子供の頃「ずいぶん遅い結婚だったんだなー」と思っていたし、イチコ自身も「自分は晩婚の方だった」と言っていたから、やっぱりずいぶんのんびりな方だったのだろう。
それに当時は親の勧める人と結婚するというのが一般的だったようだし、年頃になれば放っておいても縁談が来ただろう。
そんな中で35歳まで独身でいたというのは、私が今35歳で独身というのとは種類が違うと思う。
よほどの事情があるか、よほどの強い意思がないとできないことだろう。
そして息子さんを産んだのが37歳。
これまた当時、初産にしてはかなりの高齢出産であろう。
「私も結婚が遅かったし、子供を生んだのは37だったから大丈夫。それに今は時代も違うんだし、いろんな人がいたっていいじゃない。あわてることはない」
私が他の人から「もうそろそろ考えたほうがいいんじゃない?」と言われるたびにそういってかばってくれるナカヤマさんが、先日2人のときに「でもね、年をとってみると旦那がいてくれるっていうのはいいよ」と言った。
「若い頃は毎日仕事が終わるとすぐに家に帰ってくる旦那をうっとうしく思ったよ。船乗りとかでたまにしか帰ってこない家の人がうらやましかった。亭主元気で留守がいいってやつよね。でも、この年になると、別に何をしてくれるわけじゃないし、旦那もじいさんになったけど、それでもただおってくれるだけで心強いよ。たとえ5億円くれるって言っても換えられんね」
「えっ、5億でもですか?」
「うん。10億でもやね」
そうなんだー・・・と私は思った。
10億でも換えられないということに対してではない。
人に自分の旦那のことを「10億でも換えられない存在だ」と60過ぎて言い切れることに対して、私はとても感銘を受けた。
「5億でもですか?」と思わず聞き返してしまった私にも、いつかナカヤマさんの言ったことを実感できる日が来るといいなと、珍しく結婚に対してちょっと前向きになってしまった私である。
ナカヤマさんが結婚したのは35歳のときだそうだ。
この年代の人にしてはかなり遅いと思う。
イチコが結婚したのが27歳で、それですら私は子供の頃「ずいぶん遅い結婚だったんだなー」と思っていたし、イチコ自身も「自分は晩婚の方だった」と言っていたから、やっぱりずいぶんのんびりな方だったのだろう。
それに当時は親の勧める人と結婚するというのが一般的だったようだし、年頃になれば放っておいても縁談が来ただろう。
そんな中で35歳まで独身でいたというのは、私が今35歳で独身というのとは種類が違うと思う。
よほどの事情があるか、よほどの強い意思がないとできないことだろう。
そして息子さんを産んだのが37歳。
これまた当時、初産にしてはかなりの高齢出産であろう。
「私も結婚が遅かったし、子供を生んだのは37だったから大丈夫。それに今は時代も違うんだし、いろんな人がいたっていいじゃない。あわてることはない」
私が他の人から「もうそろそろ考えたほうがいいんじゃない?」と言われるたびにそういってかばってくれるナカヤマさんが、先日2人のときに「でもね、年をとってみると旦那がいてくれるっていうのはいいよ」と言った。
「若い頃は毎日仕事が終わるとすぐに家に帰ってくる旦那をうっとうしく思ったよ。船乗りとかでたまにしか帰ってこない家の人がうらやましかった。亭主元気で留守がいいってやつよね。でも、この年になると、別に何をしてくれるわけじゃないし、旦那もじいさんになったけど、それでもただおってくれるだけで心強いよ。たとえ5億円くれるって言っても換えられんね」
「えっ、5億でもですか?」
「うん。10億でもやね」
そうなんだー・・・と私は思った。
10億でも換えられないということに対してではない。
人に自分の旦那のことを「10億でも換えられない存在だ」と60過ぎて言い切れることに対して、私はとても感銘を受けた。
「5億でもですか?」と思わず聞き返してしまった私にも、いつかナカヤマさんの言ったことを実感できる日が来るといいなと、珍しく結婚に対してちょっと前向きになってしまった私である。
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