ドラえもんの話である。
ここのところ声優陣総入れ替えということで話題になっているが、今日で旧声優陣の最後の放送(来週もあるが来週は総集編らしいので実質的には今日が最後)らしいので、いつもより若干気合入れ気味に録画しつつ見ていた。
しかしこれがまた、最後の放送にふさわしくすばらしい作品だったのである。
ドラえもんの中で感動的な話、好きな話でよく挙げられるのが、「さようならドラえもん」や「のび太の結婚前夜」であろう。
私も大好きである。
あと「台風のフーコ」、「ぞうとおじさん」、題名はわからないがタンポポの話とか、死んだおばあちゃんに逢いに行く話などが私の好きなドラえもんの話としてすぐ頭に浮かぶものである。
忘れている名作もあるかもしれない。
誰かもっとあったら教えて。
小さい頃からドラっ子だった私は35歳になっても相変わらずで、いまだに「ああ、今ここにどこでもドアがあれば!」などとしょっちゅう考えている始末で、もしかしたら心の中でドラえもんを頼っている回数はのび太以上かもしれない。
藤子F先生が亡くなってしまって、もう新しい話が読めないのは本当に残念である。
世に反戦をテーマにした話はたくさんあるが、子供だった私に一番戦争の悲しさを教えてくれた話は「ぞういない動物園」という絵本だった。
皆さんよくご存知の話だと思うが、私は一度読んだだけで絶望的に悲しくなってしまい、子供心にしばらく引きずっていた。
しかしこの「ぞうのいない動物園」をモチーフにした「ぞうとおじさん」という話の中で、なんとあのぞうはインドで元気に生きていたのである。
ドラえもんとのび太はそのことを知って泣いて喜んでいたが、私も負けないぐらいうれしかったことを覚えている。
しかしそれらの数々の名作をゴボウ抜きし、私の好きなドラえもんランキングトップに躍り出たのが、今夜放送された「45年後・・・」という話だったのである。

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