買えない楽器?

2005年4月1日
アキモトさんはよく「○○さん(SAKU)は毎日楽しそう。秘訣を教えてください」と言うが、結局何を言っても返ってくる言葉は「でも・・・」である。
私がサックスをしているのを知って、自称「学生時代、部活でトランペットを吹いてたからトロンボーン以外の管楽器は何でもできます!」(その理論もよくわからないのだが)のアキモトさんは「話を聞いていたら私もまたペットが吹きたくなってきました」と言い出した。
「やったらいいやん!一緒に練習しようよ。私もサックスのことまだ全然わからんし、トロンボーン以外吹けるんやったら教えて!!」
「でも私、学校の楽器でやってたから、自分の楽器持ってないんです」
「買ったらいいやん。トランペットだったら中古でけっこう安いのあるし。3万弱ぐらいでけっこう売ってたよ」
「でも・・・私、中古って抵抗あるんですよねー」
でも学校の楽器でやってたんならそれはそもそも中古ではないの?
いちいち新品買ってはくれないでしょ?
そう言ってみると「それはそうなんですけど・・・。でも学校の楽器って一応そこそこいいのをそろえてたし、安い楽器って、やっぱりそれなりの音しか出ないんですよねー」。
確かにそれはそうかもしれない。
しかしプロになるわけではないし、別にどこかのバンドに所属するわけでもないだろうし、アキモトさんの腕前がどれほどのもんかは知らないが、学生時代部活でちょっとやってた人が楽しむ範囲でやるのなら安い楽器で充分なのでは?
そんなこと言って結局高い楽器を買えないんだったら、それなりの音はおろか、何の音さえ出ないんだから。
いつもアキモトさんはこんな調子である。
人生全般において、安い楽器には文句をつけ、高い楽器のウインドウの前で立ち尽くしている。
高い楽器がほしいけど、高い楽器を買うための努力はこれといってしていない。
そんなふうにいくつも「買えない楽器」を胸に抱えているよりも、とりあえずなにかを始めてみたら?に対するアキモトさんの「でも・・・」の続きはいったいなんであろうか?

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