2／10　バレンタインBYG?

それにしてもトオルが来るんだったら、なんかトオルにも渡し物用意しとくんだったのにー。
「そこのローソンでチョコレート買って来ようか。でもトオル甘いもの苦手だしね」などと言いながらバッグをまさぐっていると、そこにはヒロコちゃんからもらったおせんべいが。
ちょうどバレンタイン仕様の袋に入ってるし・・・。
「ヒロコちゃん、このおせんべいトオルにあげてもいい？」
まったく失礼な申し出であるが、ヒロコちゃんが快諾してくれたのでお言葉に甘えることにした。
いつ渡そうかな？
お酒がなくなったので作りに行くと、そこでまちゃこさんと一緒になった。
まちゃこさんは逢うとたいていトオルやアブラーズの話を振ってくるのに、トオルが来ている今日はトオルの話はおろか、挨拶もしなかった。
挨拶しなかったのはお互い様だが、なんかちょっと不自然な気がした。
まぁ、トオルがすぐそこにいるのに、ナチュラルにトオルの話をするほうが難しいかもしれないけど。
なんとかトオルに渡し物をしようと、トイレ帰りのトオルをキャッチ。
「トオルさーん」と手招きすると、「おう、こんなところにいたのか。へぇ、こっちはお座敷でまったりなんだ」と私たちの席の方にやってきた。
「写真いいですか？」
「おー。いいよいいよ」
カメラをナツコちゃんに渡して撮ってもらおうとすると、私とトオルの2ショットに遠慮がちながらも焦って入り込もうとするヒロコちゃん。
「ヒロコちゃん、ちょっと待って。後で撮るからとりあえず2人で撮らせてよ」
「あ、ごめーん」と言って飛び退くヒロコちゃんを見て、トオルもヒロコちゃんのキャラをなんとなく悟ったようである。
そんなヒロコ嬢の軽いジャブもあり、ナツコちゃんに「変な映りだったら絶交だから」と莫大なプレッシャーをかけつつも、和やかな雰囲気の中、トオルにしっかりと肩を抱かれ夢見心地で撮影終了。
続いてナツコちゃんのデジカメで、ナツコちゃんもトオルと2ショット。
デジカメなのですぐに映りをチェックでき、私がうらやましがるほどのすばらしい映りを確認。
さあ、お待たせ。ヒロコちゃんどうぞー。