ハナミズキ

2005年2月18日
元旦早々私は6時から仕事であった。
なので昨日は早目に床につき、年が変わった瞬間は眠っていた。
年が明けてすぐにじゃかじゃかと鳴り出した年賀メールで寝たり起きたりを繰り返し、明け方4時に本格的に起きて仕事に行く準備をしたり、早々とおせちを食べながら昨日録画した紅白を見たりしていた。
紅白を見ていて飛ばす(早送りする)曲がほとんどなくなっている自分に気づき、「年を取ったなー」と実感するものの、そう悪い気はしない。
今年私は年女である。
そして年女なことを、「縁起がよくてうれしい」と思ってしまっているあたりも年を取ったことの表れであろうか。
島倉千代子の「人生いろいろ」を久々に聴いて「いい歌だなあー」としみじみ思ってしまった。
♪ねえ おかしいでしょ若い頃
 ねえ こっけいでしょ若い頃
 笑い話に涙がいっぱい 涙の中に若さがいっぱい
まさにそのとおりだと思う。
ただしこの場合は今の自分を「笑い話に涙がいっぱい」の若い頃真っ只中にいるものとして思っているわけだが。
そして、もうそろそろ仕事に行こうかなと思っていた頃に出てきたのが一青 窈である。
この人が歌う「ハナミズキ」という曲を、よく耳にしていたものの、そうじっくり歌詞の意味を考えたことはなかったのだが、よく聴くとすごいなと思う。
自分の気持ちが重すぎて船が沈んじゃうからどうぞお先に行きなさいってアンタ・・・。
まさに私はこういうふうに思える人になりたいのですよ。
百歩譲ってこういうふうに言えたとしても、本心ではそう思っていないからきっと先に行かれたら泣くだろう。
やっぱり私の気持ちは偽物なのかな。
最後の最後は自分が大事なのかな。
そう思っているところに、歌い終わった一青 窈がこう言った。
「みんなの幸せが100年続きますように」
早くも新年初泣きである。
本当にそう思うし、みんながお互いそういうふうに思い合えれば、きっと幸せは100年どころか永遠に続くのであろう。
だからまず私から、人に対してそう思える自分でいたいと、新年にあたってすごい難しい目標を立ててしまった私であった。

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