会場のFuzzRockCafeの前でオープンを待ちながらお店の人といろいろ話をしていると、なんと今日は対バンなしで2ステージやるらしい。
うれしい。
ちらほら集まってきたお客さんたちも、ホントにブラックボトムがやってくるのを楽しみにしていたらしく、期待にあふれる気持ちをそれぞれ語っていた。
初めての土地なのに待ってくれている人がいっぱいいる。
これからもブラックボトムにはいろんな町でやってほしい。
私もブラックボトムについていろんな町に行ってみたいから。
オープンして中に入ってみるとステージの周りを小さい柵で囲ってあり、軽く見世物状態なのがウケた。
ライヴが始まるまでの間、私はIGGYにおととい撒かれたことをわざわざむしかえしていた。
「ホントどうなん、あの男!ブサイクな上に無礼やろ!(←この発言の段階で私のほうがかなり無礼なのだが)」
めぐがやるせない私の気持ちを察して同意してくれるので私はいつまでも言い続けた。
「おまけに無愛想よ。3拍子そろっちょる!あ、ブサイク・無礼・無愛想、もう一個そろったらBBBBになる!何かない?」
3つ共ブで始まってるからできればブで始まるのがいいよねと、クミコちゃんも交えて3人で探す。
「無用心・・・でもあの男はむしろ用心深いし・・・」
そこでクミコちゃんが遠慮がちに「不気味は?いや、別に不気味ではないとは思うんだけど・・・」。
いくらなんでも不気味はちょっとかわいそうだと思うので、それはIGGYがもっと悪事をはたらいたときのためにストックしておくことにする。
「ブじゃなくてもBでなんかないかなー」
「バカは?」
「んー、ちょっと直球過ぎかな」
「じゃあ、ボケは?」
などと低俗なことを真剣に話し合っているうちに、楽器を手に持ったメンバーが、一人、また一人とステージへと集まってきたのであった。

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