ここで肝心なのは、私は人見知りということである。
知らない人とお酒を飲んでも面白くないから、合コンなんかにも一度も行ったことがない。
だからホストクラブに行ってもそれほど面白くないのでは?と思いがちなのだが、私はきっとわりかし地味なホストに入れあげ、そのホストをナンバーワンにすることに情熱を傾けるのだ。
つまりこの場合、そのホストが好きなのではなく「ホスト遊び」が好きなのである。
これはタチが悪い。
ああ、絶対ホストクラブには行かんようにしよう。
そんなふうに、私はわりと己を知っているので「君子危うきに近寄らず」を旨としているのだが、実は今、「こいつにかかわったら相当タマシイを抜かれるぞ」と好きにならないようにかなり気をつけている人がいるのである。
それは誰か。
確かまだ誰にも言っていないと思うので、私がその人にそういう感情を抱いていることを知る人はいないと思う。
その人は人気お笑いコンビの一人なのだが、まだ私はその人のことを特別好きではない。
相方よりはもちろん好きという程度である。
しかしまだ好きではないが、かなり「私がメチャメチャ好きになるカンジの人」だということに最近気づいた。
気づいてよかった。
気づかなければ「あれっ?」と思っている間に手遅れになっていたかもしれない。
まだ後戻りできる。
その人を好きにならないように気をつけながら、この人の出る番組を視聴してゆかねば。
その人その人っていったい誰なんだよ!とお思いの方も多かろう。
決してもったいぶっているのではなく、人に言うことによって思いが高まっていくことを恐れて言うのをためらっているのである。
でもここまで来たら言いましょう。
その人とは、ナインティナイン岡村隆史である。
「SAKUちゃんホントに小男好きだね」と言うなかれ。
彼に至ってはそんなんじゃないのである。
あー、まだ好きになってもいなかったのに、なんだか失恋気分だわ。

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