10/20 イチコの青春プレイバック?
2004年12月19日学生時代、他のきょうだいは全員できがよかったが、イチコはイマイチで高校を中退し、洋裁学校に行ったり(そのわりにその腕前を披露してくれたことは皆無である)したが、方向性を見出せず、家を出てデパートで働いたりした後、石原裕次郎が好きで東京に出て行き(ここが私と最もよく似ていて、かつ最も違うところである。スターにうつつを抜かすところは血筋だが、私のほうが多分イチコより余計にうつつを抜かしているにもかかわらず、自分の育った町にこだわっているのだ)、そして私の父と出逢い結婚し、そして父の思い付きにより、なぜか両親共に縁もゆかりもない山口に移り住むことになるのである。
父が19歳のときに結婚したため(イチコは8歳上で、しかも当時は珍しいデキ婚である)、結婚後はうってかわって金銭的苦労がつきまとったようだ。
こう書き出すと苦労ばかりの人生だったようだが、でもイチコの昔話は「楽しかった」で終わる話がほとんどである。
そこがイチコのことを「すごいな」と尊敬してしまう部分である。
まあ、そのくせイチコが時折思い出したようにつけ始め、そして多分いつも一ヶ月ともたずにフェイドアウトしていると思われる日記帳のタイトルは(表紙にタイトルを書いている)、毎回必ず「明日は晴れ」なのであるが。
じゃあ、今日は雨なんかい?
このポジティブと見せて実はネガティブなタイトルにはいつも疑問を感じてしまう。
なにしろ娘の日記のタイトルは「SAKU的楽勝生活」ですから。
せめて「明日も晴れ」にはならんものか?
そんなイチコが最近よく話すのが、デパートで働いていた頃のことである。
家ではなんとなく自分の居場所がないと感じていたが、家を出てデパートの寮に入り、2人部屋だったけど自分の城ができてうれしかったのだと言う。
そして「同じ鹿児島県内だけど、自分の実家よりもすごく都会で楽しかった。付き合ってた人がいて、よくお寺の境内でデートをした。あの辺りは今はどうなっているんだろう。行ってみたいな」と繰り返し言っているのを聞いているうちに、私も「行かせてあげたいな。私もそこに行ってみたいな」と思うようになったのである。
そして美幸ちゃんと相談し、イチコを「青春を辿る旅」に連れて行くことになったのである。
父が19歳のときに結婚したため(イチコは8歳上で、しかも当時は珍しいデキ婚である)、結婚後はうってかわって金銭的苦労がつきまとったようだ。
こう書き出すと苦労ばかりの人生だったようだが、でもイチコの昔話は「楽しかった」で終わる話がほとんどである。
そこがイチコのことを「すごいな」と尊敬してしまう部分である。
まあ、そのくせイチコが時折思い出したようにつけ始め、そして多分いつも一ヶ月ともたずにフェイドアウトしていると思われる日記帳のタイトルは(表紙にタイトルを書いている)、毎回必ず「明日は晴れ」なのであるが。
じゃあ、今日は雨なんかい?
このポジティブと見せて実はネガティブなタイトルにはいつも疑問を感じてしまう。
なにしろ娘の日記のタイトルは「SAKU的楽勝生活」ですから。
せめて「明日も晴れ」にはならんものか?
そんなイチコが最近よく話すのが、デパートで働いていた頃のことである。
家ではなんとなく自分の居場所がないと感じていたが、家を出てデパートの寮に入り、2人部屋だったけど自分の城ができてうれしかったのだと言う。
そして「同じ鹿児島県内だけど、自分の実家よりもすごく都会で楽しかった。付き合ってた人がいて、よくお寺の境内でデートをした。あの辺りは今はどうなっているんだろう。行ってみたいな」と繰り返し言っているのを聞いているうちに、私も「行かせてあげたいな。私もそこに行ってみたいな」と思うようになったのである。
そして美幸ちゃんと相談し、イチコを「青春を辿る旅」に連れて行くことになったのである。
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