10/20 イチコの青春プレイバック?
2004年12月18日私はイチコの昔話を聞くのがけっこう好きである。
イチコの過去の恋愛話や生き様は、「さすが我が母」と自分との血のつながりの濃さを感じさせられたり、時代が違うとは言え「苦労しているんだなぁ。もっともっと大事にしないといけないなぁ」と感じさせられたりで、何度聞いても飽きることがない。
そして、同じ話でも聞く自分の年齢や、そのときの感情のコンディションなどによって、聞くたびに新しい感情が芽生えたりする。
「子供の頃、友達から『将来は家で映画を見れるようになるらしいよ』って聞いて、そんな夢みたいなことがあるのかと思った」
今のテレビのことである。
それから数年後にイチコのうちでは当時ではいち早くテレビを買って、いつも近所の人が見に来ていたという。
生まれたときからテレビがある私にとっては、そっちのほうが夢みたいな話だが、今、私が子供時代には考えもつかなかった携帯電話がこれほど普及しているのを目の当たりにすると、ああ、きっとこんな感じだったんだなと思う。
そういえば、我が家に家庭用電話がついたのさえ、私が幼稚園くらいの頃のことだったような気がする。
家に黒電話が来たときのことをうっすら覚えている。
そんなふうに、昔聞いた時は共感できなかった話でも、今聞くと「ああ、そうか」と納得したり、「今の私よりも若いときにそんなことを経験していたんだなぁ。そう考えると、今の私はまだまだだ」と素直に反省したりもする。
そんなわけで私はイチコの昔話を聞くのが好きなのだ。
イチコは4人きょうだいの一番上で、幼いころに父親を戦争で亡くしている。
父親は海軍のえらいさんだったらしい。
おばあちゃんが再婚したため、すぐ下の弟とは父親が一緒だが、その下の妹2人とは異父姉妹である。
新しい父親はお金を持っていたらしいが、あまりいい人ではなかったらしく、金銭的には裕福だったが、気持ち的にはつらいことも多かったらしい。
はっきりとは言わないが、継父はやっぱり下の妹2人ばかりをかわいがっていたのだと思う。
TVや、知り合いの人の話で、子連れ再婚の夫婦に子供ができたとかいう話があると、必ずと言っていいほど連れ子の立場を心配していることからそれがうかがわれる。
そしてはっきり言わない分、私はもっとイチコのことをもっと深く知りたいと思うのだ。
イチコの過去の恋愛話や生き様は、「さすが我が母」と自分との血のつながりの濃さを感じさせられたり、時代が違うとは言え「苦労しているんだなぁ。もっともっと大事にしないといけないなぁ」と感じさせられたりで、何度聞いても飽きることがない。
そして、同じ話でも聞く自分の年齢や、そのときの感情のコンディションなどによって、聞くたびに新しい感情が芽生えたりする。
「子供の頃、友達から『将来は家で映画を見れるようになるらしいよ』って聞いて、そんな夢みたいなことがあるのかと思った」
今のテレビのことである。
それから数年後にイチコのうちでは当時ではいち早くテレビを買って、いつも近所の人が見に来ていたという。
生まれたときからテレビがある私にとっては、そっちのほうが夢みたいな話だが、今、私が子供時代には考えもつかなかった携帯電話がこれほど普及しているのを目の当たりにすると、ああ、きっとこんな感じだったんだなと思う。
そういえば、我が家に家庭用電話がついたのさえ、私が幼稚園くらいの頃のことだったような気がする。
家に黒電話が来たときのことをうっすら覚えている。
そんなふうに、昔聞いた時は共感できなかった話でも、今聞くと「ああ、そうか」と納得したり、「今の私よりも若いときにそんなことを経験していたんだなぁ。そう考えると、今の私はまだまだだ」と素直に反省したりもする。
そんなわけで私はイチコの昔話を聞くのが好きなのだ。
イチコは4人きょうだいの一番上で、幼いころに父親を戦争で亡くしている。
父親は海軍のえらいさんだったらしい。
おばあちゃんが再婚したため、すぐ下の弟とは父親が一緒だが、その下の妹2人とは異父姉妹である。
新しい父親はお金を持っていたらしいが、あまりいい人ではなかったらしく、金銭的には裕福だったが、気持ち的にはつらいことも多かったらしい。
はっきりとは言わないが、継父はやっぱり下の妹2人ばかりをかわいがっていたのだと思う。
TVや、知り合いの人の話で、子連れ再婚の夫婦に子供ができたとかいう話があると、必ずと言っていいほど連れ子の立場を心配していることからそれがうかがわれる。
そしてはっきり言わない分、私はもっとイチコのことをもっと深く知りたいと思うのだ。
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