アテネオリンピック

オリンピックが閉幕した。
日本のメダルラッシュすごかったねえ。
ヤワラちゃんの「田村亮子でも金、谷亮子でも金」、相変わらずの有言実行もカッコよかったねえ。
「ヤワラちゃん、怪我してるし、今回はダメかもな。でもたとえダメだったとしても責めたりはすまい」などとなめた感情を抱いていた私を許してほしい。
ヤワラちゃんは決して私に大目に見てもらうような人ではなかった。
そして今回ヤワラちゃん以上に私が注目していたのが浜口京子ちゃんなのであった。
アニマル浜口の娘がアマレスをやっているということはかなり前から知っていたが、私が浜口京子に注目し始めたのは実はわりかし最近のことである。
去年のW杯でモンゴメリに敗れたとき、アニマル浜口が「このままダメになるか、それともはいつくばって立ち上がるか、京子！これが人生だ！」と暴れて以来である。
私は叱りまくるアニマルとうなだれる京子をワイドショーで見て、この親子の絆に感動してしまった。
私にも「これが人生だ！」と全身全霊をかけて教えてくれる人がほしいと思った。
それからは京子がはいつくばって立ち上がる過程も、注意して見守ってきた。
その結果、浜口京子という人がとても女らしくて芯が強くてかわいい人ということがわかってきた。
かつてインタビューで「マットの上ではライオンのような強さを見せ、マットを下りたらやさしい純粋さを持った格闘家になりたい」と言っていたが、その通りの人ではないか。
私は浜口京子は金メダルを取るものと信じて疑ってなかったが（ホントに絶対取ると思っていた）、結果はまさかの銅メダル。
判定の表示ミスなどがあって、「納得いかない！」といつまでもいつまでもごねていた私に対して、「金メダル以上の体験ができました」と笑顔で語った浜口京子のなんと輝いていたことか。
こういう人になりたいなあ・・・とつくづく思った私であった。