24時間テレビ?

2004年10月6日
今年も24時間テレビの季節がやってきました。
感動押し売り、やりすぎやらせすぎの企画、愛と善意を全面に押し出したこの番組のことを、困ったことに私はけっこう好きなのであった。
と言っても初日は夜勤だったので見ていないのだが。
今年はチャリティーパーソナリティーの嵐の5人が、それぞれ障害を持ちつつもやり遂げたい夢を持つ人たちをサポートするという企画をやっていた。
その中でいちばん心に残ったのはニノが進行性難聴の奥さん(39歳)の夢をサポートしたもの。
その奥さんは進行性難聴で8年前に完全に音を失ってしまったそうなのだが、聞こえていたころによく家族で歌っていた、「見上げてごらん夜の星を」をもう一度歌いたいと言っていたのだが、またその奥さんが、かわいくって絵になるのだ。
39歳に全然見えないくらい若くてかわいらしい奥さん。
ちょっと山口もえに似たその奥さんは、耳が聞こえないので発音が不明瞭なのだが、それがまた舌足らずなカンジでかわいく聞こえる。
そんな奥さんが一所懸命練習しているのだ。
しかし、耳が聞こえないとやはり音程も取りづらいらしく、途中の高音部で音程がメタメタになってしまう。
(それでもフジのウッチーこと内田恭子アナよりは余裕で上手いのだが)
結局本番でもそう上手くは歌えておらず、そこがかえってすがすがしくてよかったと思う。
そしてマラソンでは杉田かおるが頑張っていた。
私はわりと杉田かおる世代である。
かわいくって優等生だと思っていた杉田かおるが、はすっ葉な路線に変更し始めたときはホントに驚いた。
裏切られたような気さえしたものだ。
しかし、最近の杉田かおるはなんだかまたいいカンジになっている。
いろんなことがあったという、その経験がようやく肥やしとなってきたのではないだろうか。
私も30歳を越えたころから、人間的魅力ということについて深く考えるようになってきた。
そこで杉田かおるという人に対して注目し始めた矢先の、この24時間マラソンだったのである。

コメント