ライヴが終わるといろんな友達が帰り間際に「今日も楽しかったよ」と声をかけに来てくれる。
カエが「今日が今まで観た中で一番楽しかった」と言ってくれてうれしく思う。
しかし、その後オモトさんから体調が悪い中わざわざ来てくれたゼンポさんが、耐え切れず途中で帰ってしまったと聞いて申し訳なく思った。
今日は物販で売るものがあまりないため、わりかし早い時間からまったりモード。
私はすかさずやり手ババアと化し、預かっていたチケットの精算や、「メンバーと写真を撮って欲しい」という友達からの要求に応えていた。
今日もIGGYは私があげたアロハを着てくれていたので、着替える前にIGGYのワンショットを撮らせてもらった。
やっぱりよく似合う。
しかし、そんなことも一段落すると、なぜかやっぱり胸がわさわさしてくるのだ。
いつもよりやや低めのテンションで、めぐとharuchanと共にメンバーに絡んでいると、IGGYが突然「そういえば、あぶらまつりでクロベエが具合悪そうやったって?」と聞いてきたので、いきなりぎゅっと心臓をつかまれたような気がした。
その件に関しては、昨日あまり話せなかったのでさっきIGGYに渡した手紙に詳しく書いていたのだ。
「口で言うと泣きそうやからその手紙に書いてたのにー!」と私は泣きながら荒れ、その場を離れた。
どんどんクロベエのことが心配になり涙が止まらなかったので、ちょっと外に出て、サザンクロスの前の川を見ながらクロベエのことを考えていた。
少し前までこの川べりにはたくさんの七夕飾りがあった。
インゲンが、いつかの自分のライヴのMCで「外にたくさん短冊があるけど、子供の願い事は純粋でいいですね。『マクドナルドやさんになりたいです』とか書いてあって、『叶うよ』って言ってあげたい」と言っていた。
その次の日に用事で空港に行くと空港にも七夕飾りがあって、短冊を付けられるようになっていたので、私は「クロベエが元気になりますように」と書いた。
あのときはまだそこまで悪いと思ってなかったんだよなーと、私は改めてまつりで見たクロベエの姿を思い出していた。

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