夜勤明けで、めぐと飛行機で東京へ。
飛行機の中で、私の愛読書ANAの機内誌「翼の王国」の郵便飛行という読者投稿のページを読んで大泣きしたり(私は郵便飛行を読むと毎回たいてい泣くが、この号は特に秀作揃いで北沢音楽祭で上京したときナツコちゃんに読むように奨めたが、ナツコちゃんは特に泣くほどではなかったようだ。それよりもナツコちゃんは最後の方の地図のページをずっと眺めていて、羽田空港と宇部空港を指でたどり「SAKUちゃんはいつもこんな遠くから来てるんだね」と言って、それはそれでなんか泣けた)、東京に着いたら何をしようかという話をしたりしていた。
今日はID番号順の入場になっていて、私たちはほぼ一番最後の番号であった。
どうやら振り込み順に番号が割り振られたようで、このあたりにもぎりぎりまで迷っためぐの苦悩が伺われる。
とにかく清々しいくらいがっつく必要のない番号だったので、2時に飛行機が着いてから8時過ぎまで、充分すぎるぐらい時間の余裕があったのだ。
なにしようかねー?どこに行こうかねー?と東京の街をあちこち思い浮かべていたが、飛行機が下降を始めかけたそのとき、私の心にピンと閃くものがあった。
「横浜に行こうか?」
横浜なら空港からリムジンバスでさっと行けるし、新木場までのアクセスも悪くないはず。
私の提案にめぐは意外なほど顔を輝かせた。
横浜に決定である。
「横浜までバスで行くよ」と言うとめぐは目をクリクリさせて喜んでいた。
横浜はホントに楽しかった。
ビブレでめぐは小学生の後ろに並んでアクセを買い、そっそく身につけていた。
めぐ曰く「大人っぽいブレス」を買ったといって喜んでいたが、31歳がどのツラ下げて「大人っぽい」だか。
その後、私の好きなハイチのコーヒーを飲んだり、デパートめぐりをして財布を見たり(私とめぐは去年の秋ごろから財布が買いたくて、出かけるたびに財布売場をかなり丹念に回っているのだが、2人ともなかなかグッとくる財布に出会えず、もはや2人のライフワークと化しているのだ)、思う存分横浜を楽しんだ。
さて、そろそろ新木場に行きましょうか。

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