今日は夜勤明けで東京に行き「あぶらまつり」である。
あぶらまつりとはなにか?
アブラーズ主催の夏祭りである。
実は、今日ブラックボトムは福岡のクロッシングホールでライヴである。
YASSYに「7月23日はクロッシングホールに行くで」と言われたときは一瞬ガッツポーズをとった私であったが、「アブラとかぶってるー」。
めぐに「まつりの日、ブラックボトム、クロッシングホールなんだよ」と言うと「はあっ?どうする?」と私以上に動揺していた。
めぐは相当迷っていた。
突き放した言い方だが、私は正直言ってどっちでもいいと思っていた。
あぶらまつりはオールナイトのクラブイベントで、去年の「アブラーズの心」のときと同じSTUDIO COASTで行われる。
正直、オールはきついお年頃である。
しかし、私はわりとオールにもクラブイベントにも慣れていると自負しているが、あまりクラブイベント慣れしているといいがたい妙齢の女性が2500人くらい一堂に会すというのはいささかキツい。
わざわざ東京に行ってキツい目にあってアブラーズを見るか、福岡で楽しくブラックボトムを見るか、しかし、私はどっちに行っても「これでよかった」と思える自信がある。
そして、私はいつでもどこでもブラックボトムに逢える。
一方めぐはブラックボトムとは近場に来てくれたときにしか逢いがたい状況である。
だからめぐが選んだらいいと思っていた。
あぶらまつりを選んだら、アブラーズに逢えてうれしい。
ブラックボトムを選んだら、正直ラクだし、めぐがそんなにブラックボトムにこだわってくれるというのもうれしい。
どっちにしても私には勝ち戦だと思っていたが、めぐが選んだのは、やはりというか、なんというか、あぶらまつりのほうであった。
めぐがどっちを選んでもきっとこう思っていただろうが、あえて言う。
「よくぞこっちを選んでくれました」

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