その後、車で涼んでいるとタナベシノブくんの詩の朗読(というか絶叫)の声が聞こえてきたのでステージ方面に行ってみる。
タナベシノブくんは自作の詩を色紙に書き、それを朗読(絶叫)し、「ロックンロール!」の掛け声とともにその色紙を客席に投げるという新しいタイプのパフォーマーである。
最近精力的に活動しているようでよく見かける。
新しいことをやっているその姿勢には共感できるし、色紙の文字もとても味がある。
しかし肝心の詩、というか言葉が、ややオリジナリティーに欠けている気がして残念である。
そしてコーレス(タナベシノブくんが「俺はー」と読むと観客も「俺はー」と反復する)を強要されるので、狭いライヴハウスだとややつらいときがあるのだが、こういう野外ステージだととてもいいカンジであった。
がんばってほしいと思う人である。
そのうちにIGGYと王子さんが物販の準備をしにやってきた。
その様子を冷やかしたり、次にステージに出てきたバイバイマイラブのライヴを見たりと忙しい。
色とりどりのTシャツを並べているIGGYに、ふと思いついて「サザンクロスのチケットも一緒に売って」と頼んでみると「ああ、ええよ」と快諾してくれた。
IGGYは控え室に戻って「宇部サザンクロスチケットあります。前売2500円/当日3000円」と書いた紙を持ってきてくれたが、肝心の日時が抜けていた。
「IGGY、日時抜けてる」と言うと、「あ、しまった。SAKUちゃん書いて」と言われ、太いペンがなかったので、ボールペンで地味に書き加えた。
でもIGGYはその紙をちゃんとブースの目立つ位置に貼ってくれてうれしかった。
IGGYありがとう・・・。
こっそり今日初めての「オンナSAKU」になってしまっていた私であった。
1枚でもいいからチケットが売れてくれたらいいけどなー。

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