7/11 音の子祭々?

2004年7月28日
そして、ブラックボトムで何曲かやった後、今度はブラックボトムサイドのゲスト、今野英明さんを呼び込んで一緒に「IKO IKO」。
今野さん好きな私は「キャー!」と思ったのだが、期待に反して「IKO IKO」での今野さんは、正直「あれ?」っていうカンジであった。
なにがどうかは言えないが、なんか「あれ?」だったのである。
しかし、そのあと一人でウクレレを手に何曲かやった今野さんはとっても素敵だった。うっとり。
今野さん自体とても癒し系なのに、私はカズーの音色でとても癒される人なので、癒しの二乗となって、ここ何日かずっと昂ぶりっぱなしだった気持ちがスーッと和んでいくのを感じた。
しかし、その後また現れたブラックボトムで私の気持ちは再びヒートアップ。
この緩急の落差がたまらない。
今日のブラックボトムで特筆すべきは「ストロベリーダンスアワー」。
あるある大辞典のテーマソングのこの曲は、ブラックボトムの曲の中でおそらく一番有名であろう。
ブラックボトムの曲だと知っている人は少ないかもしれないが、誰もが耳にしているはずだ。
昔(ホントにけっこう昔)はあんまりライヴでやっていなかったが、ある時期から、とてもこの曲を大事にし始めたように思う。
ライヴでは必ずといっていいぐらいやるし、こまめにアレンジして飽きさせないように工夫しているのではないか。
そして今日も「ストロベリー」は大変身を遂げていた。
それがめちゃめちゃかっこよかったのだ。
どうやったらこんなにかっこいいことが思いつくのか?
そして、忙しい合間を縫って、こんな風に絶えず新しいことを取り入れていってるブラックボトムのことを思うと、もうステージに上がっていって一人一人に「好き!」と言って抱きつきたいぐらいであった。
迷惑だろうからしなかったが。
今日のライヴは近来稀に見るすばらしさだった。
ブラックボトム自身にしてもそうだし、音の子祭々全体の構成的にもそうだった。
音の子祭々の究極の型、ここに完成!というぐらい。
終演後、メンバーを捕まえてはナツヒロと共に今日の感動を口々に訴えたが、メンバーはきょとんとしていた。
多分私たちの受けた感動の10分の1も、メンバーには伝わらなかったであろう。
残念である。
この感動を受け止め切れなくて、どうしていいか3人で大いにやさぐれたほど楽しかった北沢音楽祭が、とうとう終わってしまったのであった。

コメント