その後も山中さんと一楽さんの息子さんの暴走は続き、みかたんは怒り続けていた。
私は佐々木さんのプレイ以外にはあんまり興味がなかったので、ひたすらステージ上の佐々木さんに注目していた。
そのうち佐々木さんが上を脱いだのでめぐと身を乗り出す。
ラストは鳥肌実の前座だから当然やるだろうと思っていた「マッカーサー元帥と昭和天皇に捧ぐ」。
めちゃめちゃ素敵。
もしかして佐々木さんまで下を脱いでしまったらどうしようかと思っていたが、そんなこともなく無事終了。
いくら佐々木さんが好きな身体ランキング脱衣部門第一位とはいえ、脱衣するのは上半身だけでよい。
そして最後は鳥肌実。
彼は独特のあの右翼スタイルで登場し、私たちに座るように指示した。
と言っても、会場をスタンディング仕様にしているため、床に直座りである。
私は厚底をはいているため、靴まで脱ぐ羽目になった。
そして満員だったため、人一人に与えられたスペースが非常に狭く、体勢を変えるのも難しいような状態であった。
さらに最もよくないことに、私はトイレに行きたかった。
しかし、座ってみたカンジでは鳥肌中にトイレに立つというのは、不可能に近いカンジである。
こうなるともう私はトイレに行きたいだけの肉塊である。
鳥肌実はけっこう面白いことを言っていたし、間の取り方やはずし方もなかなかであった。
私さえトイレに行きたくなければ、もっともっと楽しめたはずだ。
しかし私はトイレに心奪われ、鳥肌が途中チンを出して軽くしごいたということしか心に残っていない。
終わるや否やトイレに行った。
帰るとき佐々木さんが「サイテーやった?」と聞いてきたので「いやいや、カッコよかったですよ」と答えた。
今日の内容を「サイコーでした」と評価するのもちょっとなんだと思ったので。

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