バカタレ・・・??

2003年9月15日
「ワタセさん、さっき『バカタレ』って言ったでしょ?」
私のものすごくストレートな質問にワタセはさすがに驚いていたが、実はタムラさんのほうがもっと驚愕しているのが私の目の端に映っていた。
私は第一印象でなぜかおとなしく見られがちである。
人見知りするし、体型的にも穏やかなカンジがするのかもしれない。
しかし私はそういうふうに見られるのは本意ではない。
私は絶対言われっ放しにはしたくない。
私のモットーはこまめに仕返しをすることである。
仕返しという言い方は悪いかもしれないけど、嫌なことをされてそれを我慢していると、それが積もりに積もっていつか爆発してしまう。
だからそうならないように、何か嫌なことをされたり、相手に対して何か「違うんじゃなーい?」と感じることがあったときは、その場その場でチクッとやったり、釘を刺したりしてチョコチョコ発散しているのだ。
我慢はよくない。
タムラよ、これがホントの私だ。
話はそれたがワタセは私の直撃に対してどういう反応をとったか?
もしも本当に言ってないならば「は?いつ?」という反応がもっとも自然であろう。
しかしワタセは「いいえぇー、私みたいなものがそんな人様に対してバカタレなんてそんなことを言えるわけがないじゃないですかー」とやや目は泳がせていたものの、ホントに言ったということを匂わせつつ、なおかつ表向きは謙ってすっとぼけるというなかなかの手を使ってきたので、私は心の中で腕まくりをした。
「あ、そうですか。ムラシタさんも聞いたっていうから間違いないと思ったんですけどね」
「まぁー、そうですか。なんででしょうねぇ?私はそんなこと言ってないですけど」
そう言いながらワタセはナースステーションのほうへ消えていった。
逃げやがったな。
でも私はしつこいよ。

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