19時のライヴが始まるのを待っていると、女の子2人組から声をかけられた。
「SAKUちゃんですか?」
「はい、そうです」
「日記いつも読んでるんですよー」
けっこうこういうシチュエーションは多いが、私はいつも気になることがある。
なぜ私がSAKUちゃんだとわかったのか?
まあ、そりゃわかるわなっていう状況のことも多い。
SAKUちゃんってどの人?と思いながらこの日記を読めば、隙だらけのボディガラ空き状態。
ごく簡単に私を特定することができるであろう。
別に隠そうと思っちゃいないし。
でも今回はやや疑問に思った。
だって日記の更新が遅れているおかげで前回のリバーウォークのことだってまだ書いていないのに。
なので思いきって聞いてみた。
「なんで私がSAKUちゃんってわかったの?」
「日記読んだらIGGYさんファンみたいだったからそうかなって思って」
ええっ!?なんだそりゃ。
確かに私はIGGYファンだし、それを公言もしている。
でも、今日の私、そんなにあからさまにIGGYファンか?
何を見てそう思ったんだろう。
そこら辺を追求してみたが「イヤなんとなくわかったんです」と言われ、結局謎は解けずじまいであった。
その後始まったライヴは、この2日間の中で一番熱のこもったステージで、ただでさえセンチメンタルになりがちな夕刻に、コーくんのハイトーンが渋く響き渡り、私は明日来る予定のみんなのことを思い出してワクワクする一方で、でも明日で終わりなんだなーとさびしく思っていた。
ライヴが終わりホテルに戻る途中でばったり知り合いに逢った。
最後に彼女と逢ったとき(一年ぐらい前と思う)、前から付き合っている彼氏と「結婚するんだー」と言っていた彼女は今日はおなかが大きかった。
でも、一緒にいる男の人が別人だった。
彼女はそれについて何も説明しなかったが、いったいこの一年の間に彼女に何が起こったのだろうか?

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