7/6 私が得たもの
2003年7月21日ライヴが終わり、IGGYを待ってTシャツを渡した。
というと、すんなりと事が進んだようだが、実際は、何度も袋を開けてTシャツを眺めては「やっぱりあげるのやめる」と泣きが入り、そのたびにアントンハイセルのみんなや、今回のパレードで初めて逢ったくりちゃんやショーコちゃんに背中を押してもらった末ようやく・・・といったカンジであった。
たいしたものじゃないから後で見てと言ったにもかかわらず、IGGYはすぐに開けて中を見た。
そして言った。「これええやん」
本当にそう思ってくれたかどうかはわからないが、そんなことを言ってくれただけでもうれしいと思った。
前は何をあげてもなんの反応もなかったから。
IGGYは「これええやん」というたった6文字で私を幸せにした。
その後アントンハイセルで沖縄料理の店へ。
先月の沖縄を思い出しながら、島らっきょうやゴーヤチャンプルーに舌鼓。
今日のパレードのナツコちゃんのSAX姿、ヒロコちゃんのコルネット姿、アツコさんのフルート姿にそれぞれ感銘を受けた私は、自分も何か楽器がやりたいと痛烈に感じた。
前からずっと思ってはいたけど、今がその時だという気が体から湧いてきていた。
「SAXを買って、来年のパレードではソロを吹く」(発言の前半は本気で、後半は妄想)と豪語しつつ「それにしても・・・」と私は言った。
ナツコちゃんもヒロコちゃんもアツコさんも、学生時代部活で吹奏楽をやっていたらしい。
私も中1でブラスバンド部に入部していれば、ソロとはいかなくても、パレードの一員としてとりあえず紛れて演奏することぐらいはできただろうし(甘いか?)、inCの意味もきっとわかるのだろう。
私はなんでも一所懸命にやる方なのできっと熱心に練習したはずだ。
しかし、私は中高の6年間、その熱心さを剣道に向けた。
結果、県の強化選手にも選ばれたし、中国地区大会や全国大会にも出場し、高校生が取れる最上段位の三段も取得した。
しかしそれらは、今、日常生活の中で全く生かす場面がない。
全くつぶしがきかないのだ。
「剣道部であんなにがんばった6年間をなんか楽器に向けていたら・・・」と私が言うと、その場にいたみんなが一斉に、私のガッツは剣道で得たものではないかと指摘してくれた。
そうか・・・。
確かに私のガッツと、徹夜とか夜行バス3連泊とかでもぜんぜん平気な持久力は剣道で得たものかもしれない。
そして一所懸命がんばることと、がんばれば結果は必ずついてくるということを教えてくれたのも剣道だったのかもしれない。
人生に起こることには全て意味があるというのが持論の私としたことが、人に教えられるまでこんなことに気づかないでいたなんて。
剣道をやっていたから、私は今の私になった。
剣道をやっていなかったら、そもそも楽器やりたいとも思っていなかったかもしれないな―。
アントンハイセルのみんな、私に気づかせてくれてありがとう。
というと、すんなりと事が進んだようだが、実際は、何度も袋を開けてTシャツを眺めては「やっぱりあげるのやめる」と泣きが入り、そのたびにアントンハイセルのみんなや、今回のパレードで初めて逢ったくりちゃんやショーコちゃんに背中を押してもらった末ようやく・・・といったカンジであった。
たいしたものじゃないから後で見てと言ったにもかかわらず、IGGYはすぐに開けて中を見た。
そして言った。「これええやん」
本当にそう思ってくれたかどうかはわからないが、そんなことを言ってくれただけでもうれしいと思った。
前は何をあげてもなんの反応もなかったから。
IGGYは「これええやん」というたった6文字で私を幸せにした。
その後アントンハイセルで沖縄料理の店へ。
先月の沖縄を思い出しながら、島らっきょうやゴーヤチャンプルーに舌鼓。
今日のパレードのナツコちゃんのSAX姿、ヒロコちゃんのコルネット姿、アツコさんのフルート姿にそれぞれ感銘を受けた私は、自分も何か楽器がやりたいと痛烈に感じた。
前からずっと思ってはいたけど、今がその時だという気が体から湧いてきていた。
「SAXを買って、来年のパレードではソロを吹く」(発言の前半は本気で、後半は妄想)と豪語しつつ「それにしても・・・」と私は言った。
ナツコちゃんもヒロコちゃんもアツコさんも、学生時代部活で吹奏楽をやっていたらしい。
私も中1でブラスバンド部に入部していれば、ソロとはいかなくても、パレードの一員としてとりあえず紛れて演奏することぐらいはできただろうし(甘いか?)、inCの意味もきっとわかるのだろう。
私はなんでも一所懸命にやる方なのできっと熱心に練習したはずだ。
しかし、私は中高の6年間、その熱心さを剣道に向けた。
結果、県の強化選手にも選ばれたし、中国地区大会や全国大会にも出場し、高校生が取れる最上段位の三段も取得した。
しかしそれらは、今、日常生活の中で全く生かす場面がない。
全くつぶしがきかないのだ。
「剣道部であんなにがんばった6年間をなんか楽器に向けていたら・・・」と私が言うと、その場にいたみんなが一斉に、私のガッツは剣道で得たものではないかと指摘してくれた。
そうか・・・。
確かに私のガッツと、徹夜とか夜行バス3連泊とかでもぜんぜん平気な持久力は剣道で得たものかもしれない。
そして一所懸命がんばることと、がんばれば結果は必ずついてくるということを教えてくれたのも剣道だったのかもしれない。
人生に起こることには全て意味があるというのが持論の私としたことが、人に教えられるまでこんなことに気づかないでいたなんて。
剣道をやっていたから、私は今の私になった。
剣道をやっていなかったら、そもそも楽器やりたいとも思っていなかったかもしれないな―。
アントンハイセルのみんな、私に気づかせてくれてありがとう。
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