今日は午前中はパレードのムービングバンドの練習、午後からはパレード、そして夕方からは音の子才々という、ブラックボトム3本立てである。
昨日は鳥よしでのアントンハイセルの打ち上げもそこそこに切り上げ、ホテルで一人タンバリンの補修に打ちこんだ。
瞬間接着剤、ハトメ、新聞紙、ホテルの壁・・・などなどの道具と、知恵を結集し行なった修繕は大成功で、買ったときよりも美しく丈夫な仕上がりとなった。
これはきっと一生使うことになるな。
そんな予感がするほどの出来映えであった。
もう壊そうと思っても壊れない。
昨日はタンバリンが壊れたことで意気消沈気味だったが、今日はそんなことなどなかったかのように意気揚々と待ち合わせ場所へ。
ムービングバンドに向けて、希望者には今日やる曲の楽譜がPCに送られてきていたのだが、うちのPCではなぜか開けなかった。
まあ、なにしろモノがタンバリンなので楽譜は必要なく、無問題であった。
今日は敦子さんがフルート、ナツコちゃんがアルトサックス、ヒロコちゃんがトランペット(コルネット)での参加である。
ヒロコちゃんのコルネットは、通るメンバー通るメンバーに「シブいなー」と絶賛(?)されていた。
それにしても、普段一緒に「ブラックボトムかっこいいよね―」とシビれているアントンハイセルのみんなもそれぞれ楽器ができるということを、一応知識としては知っていたのだが、こうしてマイ楽器を手にしているところを目の当たりにすると、「私だけですか?」という気になった。
楽譜を見ながら「inC」がどうしただとか、何度あげて吹くとか、私には全くちんぷんかんぷんの話をしている3人は私にとって遠い人であった。
「そうそう、楽譜見せて―」とナツコちゃんに楽譜を見せてもらうと、ごくラフな手書きの楽譜で、私にはまったくわけがわからないものであった。
2枚目の下のほうにますます訳のわからない特筆事項があり、そしてその下にさらりと書かれていたメッセージに私はたちまち号泣した。
「みなさんと一緒に演奏できるのを僕たちも楽しみにしています」
うまく説明できないがとにかく泣けた。
音楽ってなんてハッピーなものなのか、ホントにうっすらとだけどわかってきたような気がした。

コメント