かな泉がイマイチ納得できない結果に終わってしまったため、私とビキのその後の足取りも重かった。
もう歌も口から出てこない。
しかしお昼からは金毘羅さんに参るために努めて明るく駅まで向かっていると、ふと、歩行者信号がなんだか違うことに気がついた。
私の普段見慣れている歩行者信号は赤と緑でそれぞれ中に止まっている人型と歩いている人型が白く浮かんでいる。
人型は白いままで、周りが赤なり緑なりに光って、私たちに「渡れ!」「待て!」を教えてくれる。
しかし、高松の歩行者信号は人型が赤かったり緑色だったりするのだ。
思うに普通の信号は中の電球が透明で、高松の信号は電球自体が赤かったり緑だったりするのではないだろうか?
あくまで憶測だが。
他にも高松市街地の特徴として、自転車に乗っている人が多く、まあ、それはいいのだが、乗っている人がみんなブレーキを軋ませているのである。
商店街を歩いているとそこかしこで「キキーィ!」と耳障りな音が聞こえてくる。
雨上がりなことを割り引いても軋ませすぎであろう。
そんなふうに高松の特徴を発見しながら歩いているとなんだかだんだん楽しくなってきた。
アップダウンの激しい2人である。
電車で琴平駅まで行き、調べていたうどん屋を探してみると、店休日なのか閉店したのか閉まっていた。
様子から見るとどうも閉店のようである。
それから今日の3時から予約していた中野うどん学校の下見に行った。
ビキはゴスペラ―ズの酒井のファンなため、中野うどん学校に行って以前酒井が行った時と同じアングルで写真を撮りたいという地味な希望を持っていたのである。
とりあえず希望を達成したので、金毘羅さんにでもお参りしましょうか。
マジで??

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