丸出し?

2003年5月6日
今日男性患者さんのT野さんを監視浴に連れて行った。
監視浴というのは普通のお風呂に入れる患者さんを連れて行って、急に具合が悪くなったりしないように見守ったり、背中を流してあげる程度のことをするのである。
監視が必要のない患者さんは一人で自由に来てもいいのだが、T野さんは血圧の変動が激しいし、車椅子の患者さんなので湯船に出入りするときにちょっと解除が必要なのだ。
私は監視浴という業務はけっこう好きである。
入浴させる患者さんの人数が多いと大変なのだが、今わが病棟には監視浴の患者さんは男女1人ずつしかいないため(実はそれだけ手がかかる患者さんが多いということなのだが)、マンツーマンでのんびり話をしたりして交流が図れるからである。
今日もT野さんといろんな話しをした。
T野さんの娘さんは私がよく利用している旅行代理店の人だったということが先日判明したので、この前その旅行代理店に行ったときの娘さんの仕事ぶりを中心に。
今日は他病棟の患者さんもおらず、お風呂はT野さんの貸しきり状態であった。
さぁ、あがろうかというころになって、脱衣所に人の気配があった。
補助看の声がしないので、一人で来られた患者さんであろう。
私は脱衣所と浴室の境の扉を勢いよく開け、元気よく「こんにちは!」と言った。
脱衣所で服を脱いでいたのは20代半ばぐらいの若い男の人だったので、私は飛び上がるほど驚いた。
なんでうちの病院にこんな若い人が!?
うちの病院の入院患者さんはほとんどすべて中年以上の人である。
40代の患者さんでも若いと言われるのに、20代とおぼしき患者さんを見たのは多分初めてであった。
当然扉を開けるときは、その先にいる人はおっさん、もしくはじいさんだと思っていた。
しかしいたのは半裸の若者。
はっきり言って恥ずかしかった。
まぁー、どうしましょ。

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