でかい図体
2003年3月27日今日の午後は私はアビコさんと組んで患者さんのシーツ交換をした。
アビコさんというのは若い男の補助看で、背が高く(186センチ)、目がパッチリ二重でわりと一般受けするタイプのイマドキの若い子である。
性格も悪くなく、男の子なので仕事は雑だが、患者さんに対しては優しいので私はよしとしている。
ちゃらちゃらしているので仕事の失敗が多く、看護婦さんによく「この仕事続けられるの?」などと問い詰められているが、私がけっこう熱くなって叱っても、悲しそうな顔で「ソーリー」と言われるとつい笑ってしまう。
要するにぶりっ子なのである。
時々は本気で頭にくるが、だいたいは「もうホントにアビコだきゃ、仕方ないね」ですまされてしまうのだ。
そんなアビコさんと、シーツ交換しながらSMAPの話になった。
何とか共通の話題を見つけようと、アビコさんなりに気を使ってくれたようである。
「SMAPの中では誰が好き?」
「んー、あんまり興味ないけど、あの中ではゴローちゃんだね」
「中居くんは?」
「嫌い」
「俺は香取慎吾がめちゃ嫌い。あんなマッチョなくせにかわいこぶりっ子キャラで、あんなでかい図体でぶりっ子っていうのが許せんのですよ」
これには笑った。
でかい図体でぶりっ子、それはまさにアビコのためにあるような言葉である。
「気づいてないかも知れんけど、アンタ、まさにそのでかい図体でぶりっ子なんだけど・・・」
そう言うと「ひえぇー」と後ずさって「なんでですか。俺のどこがぶりっ子なんですか」とたどたどしく言いながら小首をかしげた。
「そういうところ」
「なんでなんで?ぜんぜんぶりっ子じゃないよー。そんなつもりないのになんで・・・」と延々言い続けるアビコ。
そんなんだからシーツ交換がぜんぜん進まないんだよ。
そういいつつも、やっぱりなんか憎めないアビコさんであった。
アビコさんというのは若い男の補助看で、背が高く(186センチ)、目がパッチリ二重でわりと一般受けするタイプのイマドキの若い子である。
性格も悪くなく、男の子なので仕事は雑だが、患者さんに対しては優しいので私はよしとしている。
ちゃらちゃらしているので仕事の失敗が多く、看護婦さんによく「この仕事続けられるの?」などと問い詰められているが、私がけっこう熱くなって叱っても、悲しそうな顔で「ソーリー」と言われるとつい笑ってしまう。
要するにぶりっ子なのである。
時々は本気で頭にくるが、だいたいは「もうホントにアビコだきゃ、仕方ないね」ですまされてしまうのだ。
そんなアビコさんと、シーツ交換しながらSMAPの話になった。
何とか共通の話題を見つけようと、アビコさんなりに気を使ってくれたようである。
「SMAPの中では誰が好き?」
「んー、あんまり興味ないけど、あの中ではゴローちゃんだね」
「中居くんは?」
「嫌い」
「俺は香取慎吾がめちゃ嫌い。あんなマッチョなくせにかわいこぶりっ子キャラで、あんなでかい図体でぶりっ子っていうのが許せんのですよ」
これには笑った。
でかい図体でぶりっ子、それはまさにアビコのためにあるような言葉である。
「気づいてないかも知れんけど、アンタ、まさにそのでかい図体でぶりっ子なんだけど・・・」
そう言うと「ひえぇー」と後ずさって「なんでですか。俺のどこがぶりっ子なんですか」とたどたどしく言いながら小首をかしげた。
「そういうところ」
「なんでなんで?ぜんぜんぶりっ子じゃないよー。そんなつもりないのになんで・・・」と延々言い続けるアビコ。
そんなんだからシーツ交換がぜんぜん進まないんだよ。
そういいつつも、やっぱりなんか憎めないアビコさんであった。
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