2/2 家族で温泉

2003年2月11日
今日は久々に一家3人で湯本温泉に出かけた。
美幸ちゃんからイチコへのバースデープレゼントである。
夜勤明けだったので9時過ぎに病院から家に帰り、しばらく休息を取ってから出発。
1時間半のドライブの末、我が家の常宿「西京」に到着した。
部屋に案内され、くつろいでいると「失礼します」と言う声とともに担当仲居がふすまを開けた。
その顔を見て私は思わず吹いた。
順子じゃん!!
別に私の友達が仲居になっていたとか、そういうことではない。
順子というのは、以前(といってもホントにそうとう昔)、私とビキとちぢでここに泊まったときにも担当してくれた仲居さんである。
「こちらのお部屋を担当させていただきます『順子』と申します。順子と呼んでください」当時、若く世間知らずだった私達は順子のこの発言に大変ウケた。
「なんで下の名前なん」
「『順子、お茶!』とか言えんよね」
名札にも「順子」と書いてある。
疑り深い私達は「苗字が順子なんじゃないかとまで言い出し、風呂に行くときなどにすれ違う仲居の名札を片っ端から盗み見た。
結果、やはり下の名で呼ぶシステムらしい。
そんなこんなでしょっぱなから笑かしてくれた順子だったのだが、キャラもけっこうきていて、声と外見が古いタイプのおかまのようだった。
そして、もう古い話なので内容は忘れてしまったが、次から次へと順子的失敗をやらかしつづけた。
順子の罪は忘れても、そのキャラのインパクトだけは忘れがたく、今でもたまに思い出したように順子の話をしたり、「順子、と申します」と口調を真似たりしている。
その順子が、また私の部屋を担当してくれるというではないか。
私はさっそくちぢとビキにメールを送り自慢し、そしてうらやましがられた。
私たち一家は順子の入れた茶を飲み、温泉に入り、順子が並べてくれた食事を囲み、楽しい夜を過ごした。
ホントはイチコが宴会場に旅一座を見に行くのに、送り迎えするしないでけっこうもめたりしたのだが、最終的には今回の旅のコンセプト「イチコの誕生日祝い」ということで全て押し切られた。
期待していた順子の一発もなく、順子はごく普通の仲居としてその役目を終えた。
それにしても順子、けっこういい年だと思うのだが、次行くときまでいてくれるだろうか?

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